今夜はどこで食事をしようかと、彼女と相談する。
二人が居るのは、六本木のミッドタウン。
そこで、何時行っても安心して食事とワインを楽しむことができる、近くのお店に行くことにした。
そのお店は、『サバティーニ六本木』。
何時ものとおり、美しい生け花が迎えてくれる。
この壺もイタリア製だ。
今夜の魚も美味しそうだが、彼女曰く、キンメダイの顔が少し怖い。
魚を乗せている大きなアコヤ貝の蓋には、『サバティーニ・ローマ』の文字が彫り込まれている。
早速白ワインを抜栓する。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の、ボルゴ・デル・ティオリのミッレウーヴェ・ビアンコ、2008年。
白ワインの名手、ニコラ・マンフェッラーリの作品だ。
ぶどうは、トカイ・フリウラーノ、シャルドネ、リースリング、マルヴァジア、ソーヴィニヨンの5種類で、エチケットにも五つのぶどうの絵が描かれている。
ミッレウーヴェとは、千のぶどうという意味。
つまり、多くの種類のぶどうが使われていることを表している。
キレの良い辛口で、樽香も心地良く、深い味わいの素晴らしい白ワインである。
アミューズは、黒オリーブ入りのパテのブルスケッタ。
まずは、サン・ダニエリのプロシュートを切ってもらう。
私の前菜は、水牛のフレッシュモッツァレラチーズと完熟フルーツトマトのサラダ仕立て。
スープは、冷たいカボチャのスープもあったが、二人とも温かいミネストローネを選択する。
ここで、今夜の赤ワインがデキャンタージュされて出される。
トスカーナの名門、アンティノリがプーリア州に設立したトルマレスカで生産される、マッセリア・マイメ、2005年。
ぶどうは、ネグロアマーロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。
色合いはとても濃く、がっしりとした骨格を持つ。
強いタンニンを持ち、ビターチョコのような味わいの強いボディ。
彼女が好きなタイプの素晴らしいワイン。
さすがアンティノリ。
メインは、イベリコ豚肩ロース肉のロースト、バルサミコソース、サラダ仕立てと、和牛ホホ肉の赤ワイン煮込みの二種類を、二人で半分ずつ食べる。
メインを食べ終わってもワインが残っていたので、チーズを切ってもらう。
今夜のワゴンから好きなものを選ぶ。
大好きなお店で大好きな彼女と食べる、素敵なイタリアン。
今夜も素晴らしい夜となりました。



