安歓、銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


今夜は彼女と二人で銀座でお食事。


場所は、銀座六丁目の外堀通りに面したビルの二階。


外階段から店に入ると、大きなセラーが出迎えてくれる。
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今夜のお店、『安歓(アンファン)』は韓国料理のお店。


オーナーシェフの安さんは、博多出身。


韓国料理とワインは合わないと言われる方が多い。


確かに、コチュ(唐辛子)をガンガンに効かした料理だと、ワインの味もどこかに吹っ飛んでしまう。


しかし、ここの料理は洗練されているのだ。


そして、ここのセラーは充実している。


シャトー・ペトリュスや、五大銘醸がセラーに所狭しと並べられているのだ。


さすが銀座、恐るべし。
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早速冷えた白を頼む。


今夜の白は、コトー・デュ・ラングドックのピクプール・ド・ピネ、2009年。


ドメーヌ・カブロールが、ピクプール・ブランというぶどうで造るワイン。


柑橘系の香りを持ち、酸は強め。


冷えた白が、外の暑さに火照った身体に気持ち良い。




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最初の皿は、ここの人気メニュー、霜降りテールの塩焼き。


数量限定なので、早く注文しておかないとすぐに無くなってしまう。
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続いて、海鮮パジョン。


中には、大きな帆立や海老がぎっしり詰まっている。
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二つに切り分けたパジョンに、ふわふわの玉子焼きとコチュジャンソースを掛けて食べれば、これは美味。


ワインが一挙に進む。
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と言う訳で、赤を抜栓する。


最近、何故かルイ・ジャドを続けて飲んでいる。


今夜のワインは、ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイ地区のモレ・サン・ドニ、1999年。


最初はタンニンが強く前面に出ていて香りも控えめだったが、飲んでいる内にどんどん変化し、馥郁とした香りと強く滑らかなタンニン、そしてぶどうの熟成感に富んだ素晴らしいワインへと変化した。


1999年は好きなヴィンテージ。


ルイ・ジャドのピノ・ノワールは力強く、アルコール度数も13.5%ある。


『安歓』では韓国料理ということで、普段はボルドーの力強いグラン・クリュを飲むことが多い。


しかし今夜はブルゴーニュ。


この新鮮な組み合わせに、彼女も大満足。


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コルクも良い状態。
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ここで焼き肉を注文する。


まずは、極厚切り国産牛のタンの塩焼き。
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ごまのドレッシングを掛けた野菜と共にいただく。
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続いて、特上ホルモンと特上ミノ。


内臓系は栄養豊富で美味い。
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ハラミの角切り。


ずっしりと質感があり、お腹に堪える。
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宮古島の雪塩と焼ニンニクで食べる。


この雪塩は、ミネラル分含有量世界一なのだそうだ。
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〆は、特上カルビ。


ここの肉は、A5ランクの伊万里牛。


刺しが強いが、お店の人が丁寧に焼いてくれるので、洋服の袖口が脂臭くなる心配は無い。

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彼女はもうギブアップ。


私もお腹いっぱいなのだが、最後に冷麺を食べたくなる。


ここの冷麺はお気に入り。
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お腹はいっぱいでも、デザートは口直しに必要。


彼女は蜜柑のシャーベットを、私はチョコレートのアイスクリームを注文する。


韓国料理とブルゴーニュ。


上手く合わせれば、最高に美味しい組み合わせとなることを実感した、素敵な夜でした。