卒業後もう随分の年月を経たが、それでも会うと、気持ちは一挙に学生時代に戻ってしてしまう。
だから、何時まで経っても学生時代の友人は貴重なのだ。
最初のワインは、カンパーニャ州のファウディ・ディ・サン・グレゴリオがファランギーナ種のぶどうから造る、サンニオ・ファランギーナ、2008年。
なかなか味わい深い、辛口の白。
前菜は、イシガレイのカルパッチョ、サラダ仕立てカラスミ添え。
ここで赤ワインを抜栓する。
ラツィオ州で、鬼才リッカルド・コタレッラ氏が造る、テルーズ・ロッソ・ラツィオ、2008年。
ぶどうは、シラーとメルロー。
色は、紫がかった深く濃い赤。
ふくよかな香りと滑らかなタンニンが気持ち良い、素晴らしいフルボディ。
ラツィオ州にもこんなワインがあったのかと驚く。
冷製カボチャのスープ。
夏に最適な一品。
これも夏には嬉しいパスタ。
写真を撮り忘れたが、私のメインはイベリコ豚肩ロース肉のロースト、バルサミコソース、サラダ仕立て。
今夜も三種を選ぶ。
仕上げはグラッパ。
イタリアンの後のグラッパは、本当に美味い。

学生時代の思い出話に花が咲き、友人たちの消息を尋ね合い、そして再会を誓った楽しい夜でした。