花井、南青山 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は大学同期との会食。


彼は学生の時から頭がよく、今は有名大学の教授。


そこで、静かに食事を楽しむことができる、『花井、南青山』に行く。


最初は、ラブレ・ロワのマコン・ヴィラージュ、2007年。


ブルゴーニュ、マコン地区でシャルドネから造られる、飲みやすい良質の白。


強めに冷やして、ごくごくと味わう。





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最初の料理は、じゅんさい、鱧と雲丹添え。















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刺身は、コチの薄造り。



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刺身盛りは、鮪、シマアジ、ミルガイ、甘海老。




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二本目は、バルトン&ゲスティエのサンセール、2007年。


サンセールはロワール川の東端に位置し、対岸のプイィ・フュメと共に、素晴らしいソーヴィニヨン・ブランを生産している。


酸とミネラルに富み、夏に冷やして鮨と共に味わうのに最適のワイン。






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焼き物は、金目鯛の若狭焼き。


添えられているのは、青い桃の甘露煮。




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そして、冬瓜の蟹あんかけ。





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ちょっと箸休め。


セロリと水茄子の漬物と、いぶりがっこ。






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ここで、握ってもらう。


ざずはシンコ。




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ここでワインが無くなってしまった。



そこで、ボージョレ・ヴィラージュ、ラ・レーヌ・モーディット、2006年を抜栓する。


これもラブレ・ロワの製品。


ラブレ・ロワは、ブルゴーニュ地域最大のネゴシアン・エレヴァーであり、コスト・パフォーマンスの良い高品質のワイン生産者として有名である。


大量に品質の安定したワインを生産する能力を持ち、30社を超える航空会社で採用されている。


ぶどうはガメイ100%。


重すぎず、それでいてしっかりとしたボディを持ち、鮨にも合う赤ワイン。


これだから、ラブレ・ロワの存在は貴重なのです。



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次の握りは、イサキ。





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シロイカ。



絶品。




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トロ。


口の中でとろけてしまう。




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昔焼き玉子、海老のすり身と山芋入り。



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アナゴ。






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立派な、いしがき貝。




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握ってもらうと、これは美味。




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新鮮な鰯が美味い。




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鉄火巻き。写真を撮る前に一個食べてしまった。



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網走の土用のしじみの味噌汁。





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デザートは『花井』の定番。


白いコーヒーアイスクリーム。


今夜は、大学教育と産業界が求める人材とのギャップについて議論しようということになっていたが、終わってみるとほとんどワインと鮨の話しかしていなかった。


次回またこの店で改めて議論しようと約束し、重いお腹を抱え、高揚した気分で店を後にしました。