今夜は大分でお食事。
選んだ店は自然食レストラン、『然』。
有機野菜を使った、身体に良い自然食のフルコースが味わえる。
飲み物も、もちろん自然派ワイン。
ここは全て個室なので、友人たちと気兼ねなく食事と会話を楽しむことができる。
そして、もちろん禁煙。
リストに載っていない、店のオーナーが自分用に置いてあるボトルを出してもらう。
J. ラサールの、キュヴェ・プレフェレンス・ブリュット、プルミエ・クリュ。
全てのクリュを合わせても25,000本しか生産していない、入手困難な高品質のシャンパーニュ。
爽快な飲み口だが、その後にはぶどうの果実味が充分に出てくる、素晴らしいシャンパーニュ。
トマトのジュレ、黒ゴマ豆腐、千切り大根の煮付け。
これは、いわばオートミール。
M.シャプティエの、ヴィオニエ・ドゥ・ラルディッシュ、ドメーヌ・デ・グランジェ・ド・ミラベル、2007年。
ローヌ渓谷の雄と言われるM.シャプティエが、ヴィオニエ100%で造るワイン。
バイオ・ダイナミック農法を採用し、化学薬品は一切使用せず、伝統的な醸造法で造られるワインである。
ヴィオニエは味わいに少し癖があるが、それが愛好家にはたまらない。
久しぶりに、素晴らしいヴィオニエに出会って喜ぶ。
これは珍味。
海草の上に載った、一切れの焼いた白身魚がアクセントになっている。
鴨のソテーも美味。
チリの、シャトー・ロス・ボルドス、ヴィエイユ・ヴィーニュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2006年。
ヴィエイユ・ヴィーニュ、つまり樹齢50年以上のぶどうの樹の果実のみを用いて造られたワイン。
チリのワイナリーだが、オーナーはフランス、アルザス地方のオー・ド・ヴィーのトップ・メーカー、マスネ社である。
重く、強く、広がりのあるニュアンスを持ち、適度の樽香と相まって、素晴らしい香りとボディを形成している。
アルコール度数は13.5%と、適度な強さに調整されている。
契約農場の製品である。
夏野菜の天麩羅。
フレッシュトマトのパスタ。
私は、脂の刺しが入った肉は苦手で、脂が無く肉のうまみが詰まった、今夜のような赤身が本当に美味い肉だと思ってい
これだけ次々と料理が出ると、本当に楽しく、お腹がいっぱいになる。
しかも健康に良い自然食だとなれば、安心して食べることができる。
こんなお店がいつも満席とは、大分は素晴らしい。
今夜も友人たちとの、楽しい夜でした。