今夜のお家ワイン、鳥取 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

普段、国産ワインはほとんど飲まない。


しかし、各地を旅行した時には、その地のワインを試しに買ってみることがある。


今回は、米子に行った。


驚いたことに、米子空港の正式な名前は、米子鬼太郎空港なのだ。


しかも、ロビーには、「ようこそ、世界初の妖怪空港へ!」と書かれている。


ゲゲゲの鬼太郎は大好きだが、鬼太郎空港とか、妖怪空港となると、悪乗りとしか思えなくなる。


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しかも、空港で売っているお土産の名前が、「ねずみ男の吟醸酒」とか、「砂かけ婆の・・・」、「塗り壁の・・・」となると、とても飲みたい、食べたいとは思えなくなる。


でも、ゲゲゲの鬼太郎は好きだ。


ということで、鬼太郎ブランドではない、地元のワインを購入した。


北条ワイン醸造所が造る、HOJYO WINEである。
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北条ワインは、鳥取県中部の北条砂丘で昭和19年からワイン造りを行っている。


ぶどうからワインまでの、一貫生産である。


北条ワインは、多くの種類のワインを醸造しているが、このワインはスタンダード・タイプ。


ぶどうは、マスカット・ベリーA。


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思ったより色は濃い。


香りはあまり強くない。


口に含むと、かなりの辛口。


軽めのミディアム・ボディだが、ぶどうの渋みがしっかり付いて、料理に合わせるととても美味い。


価格を考えると、良心的なワインだと思う。


世界初の妖怪空港、米子鬼太郎空港で手に入れた、ワインのお話でした。