今夜のワイン、桃仙郷 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は、気の置けない仲間との会食。


久しぶりに神楽坂の『桃仙郷』に繰り出す。


和食のお店だが、ワインが揃っているので、時々利用している。


乾杯は、シャブリ。


ラ・シャブリジェンヌが造る、シャブリ・ラ・ピエレレ、2007年。


クリーンな酸とミネラル感のバランスの良い、最初の一本に最適なシャブリ。


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前菜は、夏野菜。


生の水茄子、大根、人参、胡瓜、隠元が美味い。
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二皿目は、お造り。


本鮪、真鯛、白烏賊、そして雲丹。
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二本目は、サンセール。


それも、大好きなアンリ・ブルジョワ。


サンセール、ラ・ブルジョワーズ、2007年。


樹齢50年以上のソーヴィニヨン・ブランとシレックス(火打石)の土壌から生み出されるサンセールは、果実味と酸味のバランスが素晴らしく、ミネラル感に富んだキリリと引き締まったボディを持つ。


こんなワインを置く『桃仙郷』は、何とも凄い料亭である。
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揚物は、魚のすり身と海老の、自家製薩摩揚げ。
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蒸物が出されたが、これは本日のコースには入っていない。


支配人の粋な計らい。

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ここで赤に切り替える。


ボルドー、サン・ジュリアンの、レ・フィエフ・ド・ラグランジュ、2007年。


サン・ジュリアンのグラン・クリュ、シャトー・ラグランジュのセカンドラベルである。


シャトー・ラグランジュでは、生産するワインの半分弱をシャトー・ラグランジュとして、ほぼ同量をセカンドラベルとして、そして少量をサードラベルとして販売している。


セパージュは、シャトー・ラグランジュと同じく、カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー27%、プティ・ヴェルド7%。


とにかく、濃く強いボディを持ち、美味い。


これでセカンドとは驚きだ。



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料理は冷物、海草素麺。


若布、じゅん菜、生姜。


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煮物は、鮮魚の煮付け。
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土鍋ごはん、お味噌汁と香の物を食べると、もうお腹は一杯。


ワインと食事が美味しいと、話も弾む。


デザートはアイスクリーム・最中。


またここに食べに来ようと、再会を誓った、楽しい会となりました。