今夜のお家ワイン、トルコ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜のお家ワインは、珍しいトルコ・ワイン。


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昨年末にトルコ人の友人が来日した時に、持ってきてくれたものだ。


トルコは好きな国で、特にイスタンブールには度々訪れている。


トルコはイスラム圏にあるが、ワインの生産は盛んであり、トルコの人も良く飲んでいる。


トルコ・ワインのエチケットも収集しており、数えてみると、64種類ある。



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サラフィンは、トルコを代表するワインで、製造開始は比較的新しい。


トルコ語の「I」は、上に点が付けば「イ」と発音し、点が付かなければ「ウ」と発音する。


「TOPKAPI」の最後のIには点が付いていないので、「トプカプ」と読む。



ブランドで、これを「トプカピ」と発音しているのは、理由がわからない。



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サラフィンは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、フュメ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランを生産している。


フュメ・ブランは、ソーヴィニヨン・ブランのカリフォルニアでの呼び方。


この二つがどう違うのかはまだ確かめたことがない。


今夜は、ソーヴィニヨン・ブラン、2008年。


地図を見ると、生産地はヨーロッパ・サイドの西の端、マルマラ海とエーゲ海の接合部あたりのようだ。


話は余談となるが、トルコは四つの海に面している。


黒海、地中海、エーゲ海、そしてマルマラ海である。


それぞれで獲れる魚は種類も味も異なっており、海の幸を満喫することができるのだ。
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2008年なので、コルクもまだ若い。
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色は、淡いグリーンがかった黄色。


華やかなソーヴィニヨン・ブランの花の香りは無く、非常に抑え目。


口に含むと、爽やかな上質の辛口。


欧州でも歓迎されていることが、良くわかる。


トルコ・ワイン、私は大好きです。