今夜のワイン、謝朋殿 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は、仲の良い友人達と中華料理を食べに行った。


場所は、錦糸町駅前の丸井の7階にある、『謝朋殿』。


ここには大小いくつかの個室があり、友人達とわいわいがやがや他人目を気にせずに飲み食いすることができるので、便利なのです。


そして、料理が美味い。


メニューに無い料理も、我儘を言えば作ってくれます。
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料理は、前菜四品、野菜二品、海鮮二品、肉二品を頼み、少々食べ過ぎ。


飲んだワインは、最初はルーマニアのピノ・ノワール。


カルパチア山脈南東麓にあるデアル・マーレ地方の、クロ・ビュザオ、ピノ・ノワール・リゼルヴァ、2006年。


ブカレストの北方約100Kmにあるビュザオ村は、ピノ・ノワールの栽培に適した気候を持ち、素晴らしワインを生み出している。


フランスのワイナリーが、フランスのぶどうの苗を移植して生産するこのワインは、ピノ・ノワールのぶどうの特徴を備え、とても品質が高い。
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二本目は、イタリアのアブルッツォ州の、ルメ、モンテプルチアーノ・ダブルッツオ、2007年。


ぶどうは、モンテプルチアーノ、100%。


ルメは、灯火という意味で、2001年に設立された新しいワイナリー。


酸とタンニンのバランスが良く、中華料理にも良く合う。


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そして三本目は、注目の若き醸造家、ジャン・フィリップ・ジャスクス氏が造る、ボルドー・シューペリュール、レゼルヴ・デュ・シャトー・クロワ・ムートン、2005年。


これは、格付けの枠を超えた素晴らしいワイン。


ニューワールドに注目が集まる中で、フランスの新しい息吹を感じる。


名門の跡取り息子ながら、新しい栽培技術、醸造技術に挑戦し続ける彼のワインからは目が離せない。


と言う訳で、今夜は優良な生産者が生み出す、コスト・パフォーマンス抜群のワイン特集でした。