今夜のお家ワインは、ニュージーランドのフライング・シープ、ピノ・ノワール、2008年。
羊がピョンと跳ねている可愛い図柄が印象的です。
これは、懇意にしているレストランで見付け、分けてもらったもの。
これは、大沢泰造さんが、ニュージーランド北島のワイン産地、ホークス・ベイで造り出すワイン。
自社畑のぶどうのみで大切に造られたワインなのです。
大沢さんが、元々牧羊地であったこの地を開墾し、ぶどうの樹を植えたのは2005年。
2008年に、このファースト・ヴィンテージをリリースしました。
名前の由来は、購入した牧羊地に住んでいた羊に、新しい牧羊地に引っ越ししてもらう時、羊たちが飛ぶように移動していったことから、「フライング・ムートン」と名付けたとのこと。
でも、ボトルの裏ラベルには、この地の空に浮かぶ雲を見ていると、「飛んでいる羊」を連想すると書かれていました。
ワインの名前も、他のボトルは、「フライング・ムートン」となっており、どうやら今後はこの名前で統一されるようです。
・ ソーヴィニヨン・ブラン、2009年
・ カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、2008年
・ ピノ・ノワール、2009年
このワイナリーは出来たばかりですが、既にこのワインはコンテストで賞を受賞しています。
それだけ、ポテンシャルの高さが評価されているのでしょう。
まだまだ若いぶどうの樹から造られていますが、色合いも濃く、、ピノ・ノワールの心地よい香りと複雑なニュアンスを持っています。
口当たりは柔らかく、滑らかなタンニンと酸味のバランスが良く、そして思ったよりしっかりとしたボディを持っていました。
今後の発展が楽しみな、ワイナリーですね。