ニルヴァーナ・ニューヨーク | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


今夜は友人たちと六本木で会食。


どこにしようかと迷ったが、結局行きつけの好きな店を選んでしまう。


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と言う訳で、ミッドタウン、ガレリアの一階にある『ニルヴァーナ・ニューヨーク』へ行くことにした。


テーブルはもちろん何時もの指定席。


まだ明るさの残る夕方、ミッドタウン・ガーデンが一望できる。



装飾はミッソーニ。


どこまでも粋なお店です。
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この季節になると、テラス席でワインを楽しむこともできる。


都会の中の、静かなオアシス。


ここで瞑想すれば、涅槃(ニルヴァーナ)の境地に至るかも。
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今夜は料理のアップは省略。


最初のワインは、イタリア、ピエモンテ州のコセッティが造る、ガヴィ、2007年。


薄いレモン・イエローをした、爽やかな辛口。


前菜の帆立や、ズワイガニのミルフィーユ仕立てに良く合う。
ワインは素敵な恋の道しるべ

二本目はオーストラリアの赤を選ぶ。


バロッサ・ヴァレーの、ケーズラー・アヴィニョン、2006年。


1893年に植栽されたぶどう畑を今も守り続け、110年以上のぶどうの古木から少量生産される素晴らしいワイン。


ぶどうは、グルナッシュがメインで、アルコール度数は16度。


エッジは強く、強くしっかりとしたぶどうの凝縮感を持ち、タンニンは極めてまろやか。


余韻をしばらく楽しんでいたくなるような、味わい深さ。


前回ここで飲んだのは、カリフォルニア、ドックホーンのメルロー。


こんな素敵なワイン達に出会えるから、『ニルヴァーナ』が好きなのです。


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料理もワインも美味しく、そしてあまりに楽しかったから、食後にもう一本、シャンパーニュを飲んでしまう。


ランソン、ブラック・ラベル・ブリュット。


冷えた細かい泡の喉越しが気持ち良い。


でも、やはり飲み過ぎの夜でした。