久し振りに名古屋で会食となった。
名古屋駅周辺が便利ということで、ミッドランドスクエアにあるお店を選んだ。
『バル・デ・エスパーニャ・ムイ』、スペイン料理の店である。
店の入り口は狭く見えるが、奥には大きな窓に面した長いカウンターがある。
今はまだ時間が早いので店は閑散としているが、19時にもなれば若い男女で満席となる。
今夜は男三人と言うことで、店の雰囲気を壊さないために、個室を利用することにした。
窓の向かいは名古屋駅と、隣接するデパート。
こちら側は超然とそびえ立つトヨタ・ビルに併設されたショッピングモール、ミッドランドスクエアの4階。
料理は、イベリコ・ハモン・ペジョーダから始まり、スペイン・オムレツや蛸のガーリック・オイル煮など、スペインの名物料理が次々と出される。
さて、ワインは...。
実は、私はスペイン・ワインに詳しくないのだ。
リストを眺めながら、う~んとうなり続ける。
良く分からないので、取り敢えず一番高いカヴァを注文する。
カスティロ・ペレラーダのグラン・クラウストロ、ブリュット・ナチュレ、2006年。
グラン・リゼルヴァのミレジメである。
淡い黄金色、細かい泡、ふくよかなブーケ、どれをとっても素晴らしい出来栄え。
ぶどうはシャルドネかと思ったが、調べてみるとシャルドネにマカベオ、チャレッロ、バレリャーダという地ぶどうが加えられていた。
白は、リストに載っていない、お店のお薦め。
マドリードで造られている、ヴィノス・ヘロミンの、プエルタ・デル・ソル、2008年。
太陽の門という名のワイン。
ぶどうはマルヴァール。
アメリカン・オークの新樽で173日間熟成させている。
薄黄色で、樽の熟成感を持つが、重すぎず爽やかなワインである。
仕上げには、強いボディの赤を探す。
ボデガ・フィンカ・ルソンが造る、アルトス・デル・ルソン、2005年。
深い深紅の色合いで、黒い果実の香りと強く滑らかなタンニンを持つ。
アルコール度数は14.5度。
ぶどうはモナストレル、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン。
ワインスペクテーター誌が選ぶ世界のワイン、トップ100に選定された5本のスペイン・ワインの内、最高点を獲得したのは、このアルトス・デル・ルソンの2003年なのだ。
海の幸のパエリアを食べ、食後のコーヒーを飲む頃には、店は満席。
溢れんばかりの活気とワインの酔いに力をもらい、店を後にしました。
