今夜のワイン、桃仙郷 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は久しぶりに、友人と和食でワインを飲むことに。


選んだ店は、ワインの品揃えが素晴らしい神楽坂の『桃仙郷』。
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店に着くと、早速セラーに入り、今夜のワインを選ぶ。



セラーの中から私たちの部屋を見ると、こんな感じ。


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セラーの中には、日本酒やワインがぎっしりと詰まっている。


久保田も萬寿以下、全ての銘柄が並んでいる。


ワインも目移りがして、なかなか決まらない。


しかしあまり時間を掛けていると身体が冷え切ってしまうし、逆にセラーの温度を体温で上げてしまう。



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獺祭(だっさい)も、二割三分を始め、ほとんどの銘柄が並んでいる。




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選んだ白ワインは、ルイ・ラトゥールのシャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム、2007年。


冷えたシャブリは日本料理にとても良く合う。


さすがルイ・ラトゥールのプルミエ・クリュ、ミネラルと酸味のバランスが素晴らしい。


エレガントで力強く、深い味わいのシャブリである。




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コルクにもルイ・ラトゥールの名前が印字されている。




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前菜は、夏野菜の盛り合わせ。


冬瓜、石川小芋、アスパラ、ミニトマト、パプリカ。


ソースがバーニャカウダではなく、和食らしく、酢味噌。
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酢の物は、根菜と帆立の海苔酢がけ。


根菜は、蓮根と牛蒡。




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今夜のお造りは、鮪、平目、烏賊、雲丹。





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添えられたこの花は、食用。





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ここで、赤ワインを抜栓する。


レ・フィエフ・ド・ラグランジュ、2007年。


ボルドー、サン・ジュリアンのグラン・クリュ、シャトー・ラグランジュのセカンド・ラベル。


セパージュはシャトー・ラグランジュと同じく、カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー27%、プティ・ヴェルド7%。


広大な自社畑で徹底的に管理されて栽培されたブドウを用い、近代技術を用いて醸造される、古典的な力強いボルドー。


ふくよかで滑らかなタンニンを持ち、セカンドとは思えないフルボディ。

まだ若いことが気になっていたが、驚くほどに熟成感があり、充分に楽しむことができる。


シャトー・ラグランジュは好きなワインだが、和食にはレ・フィエフの方が良いようだ。
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コルクに入ったワイン名にも、自信とプライドが感じ取れる。



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今夜の焼き物は金目鯛。




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鉢物は、黒毛和牛の冷しゃぶ。


胡麻だれが美味い。


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煮物は、夏野菜の炊きあわせ。


南瓜、茄子、山芋、人参、オクラ。


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食事は、鰻の土鍋炊き込みご飯。


ここの土鍋で炊いたご飯は本当に美味しい。


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デザートを食べながらも、話に花が咲く。


ワインと和食のマリアージュ、一度ハマったら癖になってしまいます。