ソウル江南地区の六つ星ホテル。
私の、ソウルでの常宿である。
でも、高所恐怖症の方はちょっと大変かも。
バスルームも総ガラス張り。
部屋の電気を消し、ソウルの夜景を眺めながら大きなバスタブにつかると、一日の疲れも癒される。
ソウルはワイン・ブームと言われて久しいが、輸入ワインの価格は非常に高い。
日本の価格を知っていると、ウォン安といっても、なかなか注文しづらい。
仁川空港や市内のデューティーフリー・ショップでも不思議なことにとても高いのだ。
オーパス・ワンなどは、$380.-以上もする。
最近は夕食も、ホテル内のイタリアン・レストラン、『コーナー・ストーン』でパソコンを叩きながら夕食をとることが多い。
もちろん、他の客の、特にツーショットの客の邪魔にならない席を選んでいる。
『コーナー・ストーン』には高価なワインもあるが、個人でも手が届く範囲の価格で、美味いワインが上手に集められている。
今回飲んだワインは、シチリアのドンナフガータが造る、アンゲリ、2006年。
ドンナフガータは、シチリアの地のぶどうにこだわった高品質のワイン造りで有名。
(2009年12月2日、「ドンナフガータ」参照)
また、シチリアの歴史や文化を反映させたネーミングとエチケット・デザインも評判。
アンゲリのセパージュは、シチリアの地のぶどう、ネーロダーヴォラ50%、メルロー50%。
濃く、深く、そして香り、余韻共に素晴らしいフル・ボディ。
エチケットの図柄は、ドンナフガータ(「逃げてきた女」の意味)の名前の由来である、19世紀にナポリからシチリアへ逃れてきたマリア・カロリーナ王妃を描いたものだそうだ。
ソウルの夜を華やかにしてくれたドンナフガータに、感謝の夜でした。