またまた小倉にやってきた。
気の置けない友人と二人での食事。
やっぱり行きつけの店、『きし川』に足が向いてしまう。
実は、友人はお酒があまり飲めない。
そこで、彼のためにビールで乾杯。
彼は、そのビール・ジョッキを後生大事に食事が終わるまで飲むことになる。
ビールのお供は、付け出しのおからの煮物と、『きし川』特製の出汁巻き玉子。
卵焼きに大根おろしともろみ味噌を付けて食べる。
私はあっという間にジョッキを飲み干すと、今夜のワインを選ぶ。
和食には相応しくないかもしれないが、今夜は刺身も焼き魚も注文せず、肉料理を中心に食べることにし、サンジョヴェーゼを選ぶ。
イタリア、アブルッツォ州のテッレ・ディ・キエティの、ファルネーゼ、ドン・カミッロ、サンジョヴェーゼ、2007年。
バリック(小樽)で醸造された、濃い紫色のフルボディ。
とてもリッチで滑らかなボディ。
コスト・パフォーマンス抜群のワインなのです。
サラダは、鶏のささみと温泉卵のシーザーサラダ。
そして焼きタラバガニ。
これは最高に美味い。
肉料理は、本当は牛肉にしたかったのだが、最近牛肉を続けて食べていたので、今夜は鶏肉中心。
華味鶏のネギ味噌焼き。
実は、良いサンジュヴェーゼは味噌料理にも良く合うのです。
そして仕上げは、大好きなご飯物、穴子のひつまぶし。
そうです、良いサンジョヴェーゼは濃い醤油味の料理にも負けず、お互いを引き立てることができるのです。
今夜は、味噌や醤油といった日本の調味料にワインを合わせてみましたが、大成功。
早速彼女にメールで報告。
お酒に弱い友人には申し訳ないけど、満足できた夜でした。