マンハッタンの二番街。
そこに、『サイ・オブ・ザ・ダヴ』 という名のレストランがあった。
鳩の溜息とでも訳せばよいだろうか。
入口にはウェイティング・バー、その奥には居心地の良いレストラン。
まだ若かった時、N.Y.に住む先輩が連れて行ってくれました。
N.Y.を訪れる各国の国王や国家元首が宿泊するホテルとして有名である。
私には不相応なホテルかもしれない。
でも、若い時からホテルだけは最高のところに泊るようにしている。
それは、安全のためでもあり、自分磨きのためでもある。
ホテルのあるパーク・アヴェニューから二番街は近い距離ではないが、歩けない距離でもない。
この辺りは治安も良いので、夜風に吹かれながら歩くマンハッタンは気持ち良い。
そして、素敵な店内で先輩がふるまってくれたのが、シャトー・ラフィット・ロートシルト。
それ以来、その深く、滑らかで気品のあるボルドーに魅せられてしまいました。
マンハッタンで味わうボルドーの銘醸ワイン。
忘れえない思い出です。