上海 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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昨夜食べることができなかった鴨を求めて、今夜は南京東路へ。


何時もは北京の老舗、『全聚徳』の上海店に行くところだが、今夜は南京東路でショッピングをするため、同じく北京ダックの名店である『燕雲楼』を選んだ。




南京東路は今日も活気に満ち溢れている。









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『燕雲楼』は、開店と同時に多くの客がどっと押し寄せ、私達が20分後に入店したときにはほとんど満席状態。



こんがりと焼かれた北京ダックが次々と調理され、来客のテーブルに運ばれる。










『全聚徳』では、皮、身の付いた皮、そして皮が付いていない身の三つに分けてサーブされるが、ここでは全て身が付いた皮の状態で出される。


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皮はパリパリで、身はジューシー。




 

これは本当に美味い。



しかし、二人で一羽は多過ぎたようだ。









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付け合わせに、キャベツの甘酢漬けやチンゲンサイとシイタケのスープ煮を注文したが、とても食べ切れない。









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ところで、今夜も中国のワインを飲んでしまった。



昨夜はダイナスティ(王朝)だったので、今夜はグレートウォール(長城)、2001年。



ルビー・カベルネから造られた赤ワインは、ミディアム・ボディながらしっかりとした骨格を持った、なかなかの出来である。



こうなると、中国ワインに関する評価を少し変えた方が良さそうだ。



しかし、1996年や2001年のワインが飲むに値するとすると、今年の6月までに上海で飲んだワインが外れだったのは何故だろうか。



短期間でワインの質に、しかも8年以上前に造られたワインの質が上がるはずは無いので、レストランでの保管状態が良くなったのか、それとも飲む人が多くなったため、回転が良くなり店で劣化することが減ったためかもしれない。



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満ち足りた思いで店を出ると、南京東路の歩行者天国は一層賑やかさを増していました。