シシリー料理、またはシチリア料理。
寒さが増してくると、なんとなく暖かい地方の名前に惹かれ、シチリア料理を食べたくなる。
ワインにしても同じこと。
以前、シチリアのワイナリー、ドンナフガータについてご紹介しました。
でも、シチリア・ワインを語るには、それだけでは片手落ちです。
そうです、プラネタの存在を忘れることはできません!
シチリアで300年以上のぶどう栽培の歴史を持つプラネタ家がワインの生産に乗り出したのは1985年。
ワイン生産を主導したのは、プラネタ家当主の娘、フランチェスカと甥のアレッシオとサンティの三人の若者。
フランチェスカは金髪の美人、社長になった今もこのとおりの美貌を保っています。
かく言う私も素敵なフランチェスカに魅せられて、そして次には彼女が生みだすワインの力強さに惹かれて、プラネタ・ファンになってしまったのです。
プラネタのシャルドネが、1996年にトレ・ビッキエリを獲得し、世界にその名を知られるようになりました。
その後もその名声は留まることを知らず、2005年にはチェラスオーロ・デ・ビットリアがシチリア初のDOCGとなりました。
プラネタは、シチリア原産のぶどうを用いた良いワインの生産にも力を注ぎました。
このチェラスオーロは、ネーロ・ダーヴォラ60%、フラッバート40%のセパージュで造られています。
また、ネーロ・ダーヴォラのみで造られたサンタ・チェチリアも出色の出来と言えます。
更に、フランスのぶどうを用いたワインにも、素晴らしいものがあります。
ブルデーゼはカベルネ・ソーヴィニヨン。
どのボルドーにも負けない力強いぶどうの凝縮感に溢れています。
とても洗練された素晴らしい出来栄えです。
プラネタは他にも良いワイン達を生産しており、日本でも容易に入手できます。
ラ・セグレタ・ビアンコ
ラ・セグレタ・ロッソ
メルロー
コメータ
ロッソ・ディ・シチリア
彼女の前で、密かにフランチェスカに想いを馳せながら飲むプラネタ。
貴方も試してみませんか。