こんにちは。
接客スキルの専門家でメンタルケアもできちゃう 接客総合コンサル&メンタルケアCMT傾聴トレーナーの青沼 里歩です
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前職で仕事をしていた時の事です。
よく出張に行っていたので、行ったときにはその土地で必ず接客をしてもらうような場所へ出かけるようにしていました。
とある出張の時、ずっと行ってみたいと思っていたお店がありました。
それはシューフィッターさんのいる靴屋さんです。
ショールームでの仕事は靴がとても大事でした。
私は、見た目も歩きやすさも疲れにくさも重視したいタイプでしたので靴選びが大変でした。
ショールームの仕事は、立ち仕事で歩き回ることも、重いものを持つことも多かったため、靴は自分に合うものをいつも探していました。
自分の足に合う靴があれば、続けて購入をしていたのですが、定番商品もそう何年も同じ型で販売されません。
その度に靴を探すのが面倒だと感じていたのです。
そういう事もあり、とあるブランドの靴屋さんに行きたいと思っていました。
靴についてどんなものを選べばいいのか相談したかったのです。
靴選びのコツがわかれば、今度から苦労が減るのかな?とも思ってました。
もちろんそのブランドでいい靴があれば、買い続けたいとも思っていました。
そこにはシューフィッターもいるとネットで見たので、楽しみにしてました。
いよいよそのお店に行ける日がきました。
初めはドキドキしました。
靴よりも、シューフィッターさんの接客に興味があったからです。
お店に入るとまず男性が声をかけてくださいました。
「いらっしゃいませ。お探しの商品はございますか?」
と言われたので、ちょっと自由に見学したかったので
「ちょっと色々みてもいいですか?」
と言いました。
そしたら
「もちろんでございます。どうぞごゆっくり」
とその場を笑顔で立ち去りました。
この接客だけでもう、あぁ、心地いいなぁと思えました(笑)
色々見ていると、きれいな色のサンダルが目に入り手に取ってみていました。
そして、他にもたくさん きれいな靴があり、目移りしてしまったのを覚えています。
<あ!会社用の靴を見に来たんだ(笑)>
と気が付いた私は、黒い靴を探し始めました。
そして、とても好みの靴を発見したのです。
これいいな!と思い、サイズなどを見ていました。
すると、
「失礼します。サイズお探しですか?」
と女性の方が笑顔で声をかけてくださいました。
私は、
「お!来た来た!いいタイミングだ!」
と感じました。
そして、どのタイミングで靴選びの相談しようかと迷っていましたが、とりあえず、
「あ・・・、はい、これは23.5はありますか?」
と聞いたら、すぐにサイズを出してきてくれました。
その方の胸元にはシューフィッターのバッチがありました。
「ご試着なさいますか?」
と聞かれたので、さっそく履いてみる事にしました。
椅子に腰かけて、まずは自分で履いてみました。
おもっていた通りのきれいな靴でした。
でもなんだかつま先のあたりが狭く感じました。
すると
「すこしきつく感じませんか?」
と聞かれたのです。
私は、ビックリして
「え?はい、そうなのですが」
と言ったら、椅子に座るよう勧められました。
履いている靴をみて、触って、
「この靴を選ばれたのは、何かにお使いになるご予定ですか?」
と聞かれました。
私は
「仕事で使う靴を探していました」
と答えると、
店員さん 「あぁ、なるほど、そうでしたか。どんなお仕事をされているのですか?」
私 「接客の仕事です。立ちっぱなしで歩きまわることが多いです」
店員さん 「接客のお仕事をされているのですね~。私と一緒ですね。立ち仕事や歩き回るお仕事は大変ですよね」
私 「そうなんです。しかも足の形がこんななので、靴がなかなかいいのがなくて・・・」
店員さん 「あら!そうなんですか。少し足を拝見してもよろしいですか?・・・あぁ、なるほど、親指ですね。」
私 「そうなんです。」
店員さん 「これは靴選びで結構苦戦されませんでしたか?」
私 「そうなんです。なかなか足に合うのが見つからなくて・・・。しかもこういうきれいな形の靴が好きで、疲れにくい靴ってなかなかないですよね」
店員さん 「できればどちらも叶えたいですよね。あぁ!そうです。いい靴ありますよ」
私 「え?そうなんですか!?」
店員さん 「この靴もお気に召していただいたのですよね。ちょっと失礼して靴をいくつかお持ちしますね」
とどこかへ行き、箱を何個か持ってきました。
そこには選んだ靴の違うサイズ、すこし違うデザインの靴などが並べられました。
2に続きます
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