『坂の上の雲』のまち松山 社長日記 -21ページ目

投資は難しい!!

 4~5年前に銀行の資金証券部長をしておりましたので、証券投資については、多少は分かっているつもりですが、本当に難しい。ただ、機関投資家としてよりも、個人投資家としての方がよほど気は楽です。何より、結果と責任は全て自分がしょい込めばいいわけですから、誰に気兼ねする必要もない。

 対して、機関投資家には様々な条件が課せられています。目先の短期的な利益を追求しなければならないかと思えば、一方では長期的な最適のポートフォリオの構成も要求される。ついつい、「いい加減にせんかい!」と怒鳴りたくもなろうというものです。

 しかし、個人投資家の場合には、そういう制約が一切ない。したがって、証券投資はそんなに難しいものではないはずなのですが、さすがにそうは問屋が卸してくれません。例えば、投資に当たっては「目標をはっきり定めなさい」とよく言われます。その通りです。しかし、投資成果が目標ラインに到達したときに、果たして売れるかというと、人間の心理はそう簡単ではない。

 てなことを考えると、要は、あせらず、あわてず、時間分散してじっくり投資していく、それで成果が上がらなければ運が悪かったとあきらめるしかない。要は、投資のタイミングだと思うのです。そして、そのためには、鉄則がある。

 その鉄則とは、「キャッシュを枯らすな」ということです。今手元に、当面使うあてのないキャッシュがあるとしても、その全額をつぎ込むような愚かなことをしてはいけない。キャッシュは、何より強いのです。常に手元にキャッシュを残しておけば、相場が崩れても冷静に見ていられます。むしろ、場合によってはもっと下がれと思うことすら出来る。相場が崩れたときに、買いにいけないことほどつらいことはない。逆に、相場が上昇した時にキャッシュを持っていなくても、既存の投資で儲かっているわけですから、それはそれで仕方がない。

 たぶん多くの個人投資家は、基本的には長期的な資産形成を考えておられると思います。そういう意味では、実際にお金が必要となる時、それが何年先かは人によって違いますが、その時まで、株や投信の値段は安い方がいいに決まっています。投資の果実をとる時に、値段が上がっていればいいのですから、むしろ財産形成期はもっと下がれと思うくらいの余裕が欲しい。そう思うのですが、楽天的すぎるでしょうか。




人口減少について

 藻谷浩介さんのベストセラー「デフレの正体」が出版されて、ほぼ1年が経過しました。地方のビジネスに関わっている方なら、多くの方々がこの本を手に取られたでしょうし、共感されたのではないかと思います。ただ、この本は、一方で多くの専門家から厳しい批判を浴びましたし、一部にはトンデモ本のたぐいであるかのような批判もありました。

 ただ、その正否がいずれであるにしても、どちらか一方が全面的に正しいということはないでしょうし、少なくとも藻谷説には一定の説得力がある。まして、人口減少は、日本全国すべての地域で深刻な課題になっている以上、その影響、対策を真剣に検討しないわけにはいきません。そこで、今後こうした人口減少がどのような形で顕在化してくるのか、地元愛媛県はどうなるのか、このブログの中でも折にふれて検証していきたいと思います。今回は、手始めに愛媛の人口動態を再確認しておきます。

  愛媛県の人口ピーク  153万人(1985年、昭和60年)
    現在の人口    142万人(2011年、平成23年)

 愛媛県の人口は、平成どころではなく、何と昭和60年から減り続けているのです。生産年齢人口のピークもやはり昭和60年です。そして、愛媛県の総人口は、24年後の2035年には113万人にまで減少すると見込まれています。

 私が小学生だった昭和30年代半ば、松山市内の小学校の多くは、かなりのマンモス校でした。その当時からすると、現在ですら異常なくらい学級数が減っているのですが、ここからさらに人口が激減するのですから、2035年にはどうなっているのか、恐ろしくて想像すらできません。

 やはり、当社のような地方のシンクタンクにとっては、間違いなく人口問題が最大のテーマと言えそうです。今後、この問題に関するご意見を頂戴しながら、検証していきたいと思います。

Twitterは、ビジネスに活かせるか?

 Twitterを初めてまだ2、3ヶ月しか経っていませんので、あまりえらそうなことは言えませんが、Twitterが少なくともコミュニケーションの一つのツールであることは確かです。したがって、つぶやきが他人に影響を及ぼすという意味において、ビジネスにも応用できることは間違いありません。

 私がフォローしている内の一人に、東京都副知事の猪瀬直樹氏がいます。猪瀬さんをフォローしていると、猪瀬さんの著書を読んだ方々の感想(その殆どが賞賛ですが)がTLに頻繁にアップされます。もちろん、それらは「やらせ」であるはずもなく、素直な感想が述べられているわけですが、結果として、猪瀬さんの著書のPRにもつながっています。
 
 今日現在(7/22)で猪瀬さんのフォロワーは、173,338人ですので、全国紙のようなマス媒体での宣伝に比べると、大した効果ではないのかも知れません。しかし、こうした「つぶやき」は、何も目的としておらず、もちろん営利でやっているわけでもない。それだけに、単なる宣伝と違って説得力があるとも言えますし、伝播力があるとも言えます。RTされることが多いかもしれない。

 このことは、Twitterをビジネスに活用しようとする場合の大きなヒントになるのではないでしょうか。つまり、Twitterを意図してマーケティングに使おうとか、広告宣伝に使おうとかしても、多分成功しない。そうした目論みは、すぐに見透かされてしまって相手にされなくなるでしょう。猪瀬さんの例のように、いわば自然発生的に伝播していくような、本来Twitterが持つ良さを引き出せれば一番いいのですが、それだけに難しい、しかし成功すれば効果は大きいと思います。