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人生のパートナーとか大仰な言い方ですが、
まあ彼氏とか結婚相手とか思い描くときって
ご自身なりに条件なりあると思います。
ちなみに、女性→男性に対して結婚相手に求める条件ランキングでは
1位 性格が合うこと
2位 思いやりを感じること
3位 癒されること
4位 食事の好みが合うこと
5位 収入が安定していること
てな具合なようです。なるほど、大事ですよね。
まあ後は
顔が好みかどうかとか、
家事にも協力的かどうかとか、
妻を女性として扱ってくれるとか、
浮気をしないとか、
家族を大事にするとかもあるでしょうけど・・・
過去の『つきあう相手の条件』という記事で、
旦那さんにするならこういう人がいい!という
こだわりポイントをいくつか決めていたということを書きました。
気になるかたはどうぞ→http://ameblo.jp/bronzebarrow/entry-12110706502.html
『自分は運がいいって言える人』っていう内容でしたが、
『尊敬できる人』ってのは個人的には外せないポイントでしたね。
これは子どもの頃から決めていました。
なぜかというと、幼少期から夫婦喧嘩というか・・・
母親が父親をけなしまくる姿を見てきたから。
私を前にして父親の悪口ばかり言う母親の姿を小学生の頃から見てきたから。
なんでそんなけなすような相手を選んだんだ、
なんでそんな相手と結婚したんだ、
そんな相手ならなぜ離婚しないんだ、と
子どもながらに思っていました。
だから自分が旦那さんにする人は、
『けなすような相手ではなく、尊敬できるような人が良いなあ』と思ったんです。
別に、『尊敬できる人』というのは、
すごく学歴が高いとか、すごく年収が高いとか、もう礼儀作法もばっちりとか、そういう人のことではないです。
向上心があるとか、
好きなことを仕事に昇華させてるとか、
『人徳がある』とか、
自分は『コレ』なんだ!と思えるようなものを持っているとか、
自分でなにがしか目標があって、それを達成するために地味ながらも日々頑張ってるとか、
自分なりの人生観や自分軸みたいなのを持っているとか、
リーダーシップを率先して張れるとか、
まあそんな感じですかね。
自分でもそれらを大切にしたいと思っているんでしょうし、
反面、ちょっと自信がないところもある・・・って感じがわたし自身にもあるのかもしれません。
だから、そういうものを持っている人は『尊敬できる』対象だし、『惹かれる』のかなと思います。
で、まあそれらしき男性に出会ったんで結婚したわけなんですが、
確かに、尊敬できる部分もある。
しかし、一緒に生活していると、
『ここはちょっと』とか
『もうちょっとなんとかならんもんかいな』
みたいな部分が出てきたんですよ。
これは、付き合っている時には分からんかった。見えんかった。もしかしたら同棲してたら分かったのかもしれないけど。
まあたまにちらっちらっ、と見える部分はあったけどさ・・・
で、『ここはちょっと』とか、『もうちょっとなんとかならんもんかいな』っていうところって何かっていうと、
いわゆる『価値観のズレ』だったんですね。
あー、なるほど!確かに世の中の男女が別れる理由になるのも頷けるわよ!と思いました。
でも、いや、価値観とか合うことも重視して、
なおかつ『尊敬できる人』を選んだつもりなんだけどな~
あれ?あれ?あれ?・・・・・・あれれれれ?
と日々悩む時期がありました。結婚生活が始まってから1~2年ちょっとくらい。
妊娠出産、育児1年目の頃はとくに酷かった。
(結婚してから半年後に妊娠が発覚したのです)
最近、妊娠中は適応障害起こしてたんじゃないかと振り返るのですが、
なんかもうなんでこんな人と結婚したんだろう?って毎日思う日々でしたね。
で、まあ悩んで悩んで悩んで、
悩んだ末に、なんかある時『ああ!そうか!そういうことだったんだ!』って気がついたんですね。
まず、『価値観』ってなんぞや、と考えたんですが、
『かなり主観的な基準』みたいなものかな思ったんですね。
なので、何が大事で何が大事でないかという判断とか、ものごとの優先順位づけとかに繋がるのかなと。
次に『尊敬できる対象』っていうことについて考えたんですが、
わたしが自分なりの基準で自分自身が十分持っているとは思えないものを備えてたり、手に入れているように思える人、っていうことなのかなと改めて思ったんですね。
で、相手(旦那さん)は、私から見ると、確かに自分が備えたいなぁ、手に入れたいなぁ、と思っているものを『持っている』ようなんです。
相手はソレを備えた状態で、母親のお腹から生まれてきたわけではないと思います。種は持ってたかもしれませんが。
でですね、旦那さんと私が出会ったのは彼が22歳の時だったんですが、
彼には私と出会い、結婚生活を始めるまでの22年~27年くらいの歳月の経験、思考、感情、意思決定などなどが積もり積もっているわけなんですね。
22年以上、私の知らない彼は、彼なりの基準で『好み、関心、都合、選択、判断、決定、行動など』をしてきたわけですし、今この時もしてるんですよ。
つまり、私とは異なる『好み、関心、都合、選択、判断、決定、行動など』をしてきたからこそ、私が『主観的に持っていないかも、十分じゃないかも』と思うものを『備えている』『手に入れいている』、
『違う価値観』『違う基準』を持っているからこそ、『尊敬できる』と思える今の彼があるんだ!と思い至ったんですね。
だって、私と同じ価値観とか基準しか持ってなかったら、私と似たような人間しかできないよ、と気がついたんです。
そこで、さらに考えてとまたなるほどなと思ったのです。
『違う価値観』『違う基準』を持っているからこそ、自分からすれば『違和感』とか『わたしとは違う』『なんか容認しがたい』みたいな部分も同時に表出するのだと。
これはなんだかすごい気づきでしたね。
『価値観が合う』ってすごく大事だと思ってました。
結婚したい相手ってどんな人?って中学女子くらいになるとよく話したりしたかと思うんですが、『価値観が合う人』って即答するくらいに。
『価値観が合う』ことを軽んじているわけではありません。
強弱は違うにせよ、ベクトルは同じ方向を向いているほうが良いと思います。その方が、相手の行動をいちいち不可解に思わなくていいし、意見も割れにくいし、共感もしやすいです。
そもそもこのベクトルが違い過ぎてたら『付き合う』とか『結婚する』とかに発展しにくい気もします。
けど、ある程度ベクトルが似ているからこそ、
突然『違い』が出てくると、それは『すごく違和感』になるのかなと思います。
でも、今まで相手が積み上げてきた『好み、関心、都合、選択、判断、決定、行動など』が自分とは違うからこそ、相手は『今の相手』なのであって、
自分が『認められない』『修正してやりたい』というところを
全部過去まで戻ってすべて修正したら『今の彼』ではなくなる、ということに真に気づいてからは、
『ここはちょっと』とか、『もうちょっとなんとかならんもんかいな』という部分にかなり寛容になりました。
というか、『良いも悪いも全部ひっくるめて今のあなたなんですね』と全肯定しました。
なんか散歩がてら旦那さんにこの話をしてみると、かなり照れてましたね。
多分、それまで『ダメな部分をどうにかせえや!』とあげつらってきた妻から、
突然『私にとってダメ、とか気に食わない、と思う部分もあるから、今のあなたがいるんだよね』的なことを言われて驚いていたんだと思います。
いや、自分でも言っている内になんかすごい大告白をしていると思いましたもん(笑)
なので、尊敬できる人と結婚したい、って思っている人は
もしかしたら『共感できない』『ズレてる』と思うことがあるかもしれません。
『あの頃はすごいと思ってたのに~、なんか大きな勘違いをしてしまったのかな~』とか。
価値観が合わない!もうこんな人とは離婚!っていう精神的にしんどい状況に陥る人もいるかもしれない。
そういう時は合わない思う価値観とかがあるからこそ、
あなたにとって『尊敬できる』人なんですよ、とちょっと考えてみてはいかがでしょうか。