弐号機(オリジナルS2L→従前S2E)のセッティングを大幅変更した。純正チタンリアフレームへの交換による完全チタンモデル化と、Pライン用新型リアホイール導入による外装3速化を中心としたアップグレードだ。
旧S2Eからの主な変更点を見ていこう。
1.リアフレームのチタン化
入手困難なはずのチタンリアフレームを取り寄せることができた。フロントフォークはすでに純正のチタンフォークなのでこれで完全に旧Xモデル相当となった。
2.新ホイールへの換装/外装3速化
新ホイール(Pライン用)を利用して外装3速化した。新ホイールではシマノロックリング機構の導入で11Tスプロケットも取り付け可能となった。Pライン標準の11T、13T、15T、18Tスプロケのうち、通常は11、13、18Tで使用することにした。ちなみに22Tまで入れられるらしいのだが未だ試していない。
新リアホイールでは、リムが従来より高さのある形状に変更されている。ディープリムというわけではないが剛性は高そうだ。色は艶消しでラメが入ったような塗装。チューブ穴は仏式バルブのサイズである。
そしてリアハブのブロンプトン印がカワイイ。
変速機はシフター、リアテンショナー共に純正(旧型)のモノを流用。不具合は特にない。
注意事項が二点ある。一つは、旧リアフレーム/旧リアテンショナー流用だと新ホイールに付属するシャフト(シャフト長145MM)ではリアテンショナーのネジ留めに少し長さが足りなくなるので、社外品のM5 150MM長ネジを取り寄せて調整/加工して使用することになる。
もう一点は、新ホイールではシャフトが六角穴付M5長ネジに変更されたことで、テンショナー取り付け箇所に旧来のアルミ製の薄い留め具が使えず、これを代替する特殊なスペーサーが必要となることだ。(自作するかJtek Brompton Chain Tensioner Insertを加工するしかない。)
旧モデルと現行Cライン2速ではこのようにM10ナット留めである。
3.KMC軽量チェーン
チェーンはいろいろ試した結果、KMC X11SL(11SPEED用スーパーライトチェーン)にした。色はゴールド/ブラック。金ピカよりもブラックが入ると落ち着くから。(10SPEEDでも問題は無い。但し9SPEEDは引っ掛かりが出てチェーンが脱落しやすくなります。)
4.チタンチェーンボルト
性能には関係ないが、チェーンリングボルトに金色のチタンパーツを入れた。(Ti Parts Workshop Titanium Chainring Bolt Set - Gold) 多少軽量化に貢献する(-4.5g)とはいえ、これは『#なくてもいいやブロンプトンアクセサリー』の類である。
5.フィジーク軽量サドル
駆動系以外では、サドルをPラインやブラックエディションに実装されているフィジークアリアンテR7にした。軽くてよい。
ICSソケットにキャットアイブラケットSR-2を使ってリアライトを装着することができる。
6.コンチネンタル・コンタクトアーバン
タイヤはコンチネンタル・コンタクトアーバンのスキンサイド。軽量(220グラム)で非常に転がりがよい上に、耐摩耗性が非常に高くて長持ちしそうである。
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10月30日のしまなみサイクリング大会70キロ、および、先週末のブロンプトンビワイチ180キロの長距離実走を経て、不具合のないことが確認された。当面はこのセッティングで運用していくつもりだ。
最終的には4速化にトライしてみようかとも思うが、純正テンショナーでは3速でも既にプーリーの可動域がぎりぎり一杯なので、さらに4速化に進めるためにはH&HかRIDEAのサードパーティー品を使わざるを得ないようだ。純正4速シフターも入手できるかどうかわからない。そこまでやるならPラインを購入したほうが早いと考える人もいるだろう。思案のしどころである。
P.S. その後、初号機、弐号機を外装4速化しました。
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