BWC2019モードになってきた。8月の大会で満足な結果を手にするために鍛錬に励むのは当然だが、加えて、レース専用機である弐号機(S2E半分チタン)の足回り性能向上を図ることにした。

 

弐号機(S2E) のBBは元々超軽量のチタンシャフト「Ti Parts Workshop製Sealed Titanium Bottom Bracket 」にしていた。ところが、最近、わずかながらペダルの踏み込みに軋み(きしみ)を感じるようになってきた。

 

因果関係は正確には不明だったが、カップコーン型BBの宿命でベアリングに不具合が出てきているのかそれとも新興メーカー故に耐久性や加工精度に問題があったのかと考えた。そこで定評のあるTOKEN(台湾)の超軽量・高剛性チタンシャフト・ボトムブラケットTK868 TBT(軸長118mm)を購入、さっそくS2Eに装着することにした。


 

自転車王国台湾のハイエンド自転車部品メーカーであるトーケンのBB、悪いわけがない。TK868 TBTは『ティラミックベアリング』というセラミックベアリングにチタンコーティングしたTOKEN独自のベアリング(通常のベアリングより軽量ながら高い真円率、5~10倍の耐久性)が採用されている。また、シャフトはチタン、ボディはカーボンとなっているため、質量は中空アスクル(ボディ無し)のTi Parts Workshop BB とほぼ同等の150グラムと超軽量で、スクエアテーパーBBとしては最強である。

 

で、装着して走ってみた。

 

普通に踏んでいて軽さが実感できるほどではないが、10キロ以上(約30分)連続走行してみると、踏み込みがかっちりしていて前のTi Parts BBよりも回転がスムーズで疲れない気がする。

 

軽量化最優先であるTi Parts WorkshopのBBはカバー無しカップコーン型なので、ベアリングに土埃の混入もあったかもしれない。一方、トーケンBBはカートリッジ型なのでカップコーン型に比べて軸受け部分の防塵性・気密性にも優れて耐久性も高いだろう。それにカバー有のカートリッジ型ながら重量もさほど変わらない。プロンプトンの純正スパイダークランク及びチェーンリングにこだわるのならば、スクエアテーパーBBのこのチョイスがベストであろう。


但し、依然としてわずかに軋み音が聞こえる。ということは軋み自体は前のBBが原因ではなく、ペダルかハンドルまわりか、それともシートポストか?引き続き問題特定をした上で何らかの対応が必要だ。

 

いつもの橋の上で素敵なものを見つけた。クリスとシャロンのlove lock。

 

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