8月3日(土)午後7時半、ロンドンのザマルでブロンプトン・ワールドチャンピオンシップ・ファイナルがはじまった。

S2E のサドル後方カメラより撮影。機材はGoPro Hero 7 。)

 

予定では7時10分整列、7時15分スタートだったが、BWC直前に行われたPrudential RideLondon Classique(女子レース)で数台が絡むアクシデントがあり、その処理に時間がかかったため、BWCの開始が予定時刻から15分ほど遅れたのだ。

 

7時半、BWCスタートのカウントダウンが始まり、各国男女代表を含むA組150人がスタート、その後10秒ごとに、B組、C組、D組がスタートした。

 

[走行データ]

距離 14.60 km (7ラップ最後半でマーシャルによる減速措置の影響あり)
タイム 27:38 タイム
平均速度 31.7 kph

最高速度 41.8 kph
高度上昇 37 m

 

スタート時、ブロンプトンを折り畳んだ状態から展開までの巧拙もタイムを左右する。


 

ザマルからホースガーズパレード前にかけての僅かな下り勾配でスピードに乗る。このあたりで本日の最高速となる41.8キロが出た。

 

ホースガーズロードからバードケージウォークへの直角カーブは気を付けて。(右後方に向けてわざわざ手で合図する紳士的なオジサン。)


 

バードケージウォークのバックストレート区間は、直角カーブ後のフラットから僅かな上り勾配になる。一旦減速してからの再加速を余儀なくされるので、脚力の弱い私的には踏ん張りどころだ。実力のあるサイクリストはこの区間でも、ぐんぐん加速して行く。



 

バッキンガム宮殿前を通過、勝負どころのザマルのホームストレートへ入る。

 

いい年のオジサンオバサンたちが必死の形相で走る、走る、走る。

 

選手たちの激闘にザマルの観客から大声援である。

 

7ラップ目のホームストレートに入ったところで、コース・マーシャルからから突然の『スローダウン!』の指示が出た。トップ集団のゴール直前の競り合いで接触事故が発生したようだ。徐行していくとゴール前50メートルのあたりで二人倒れていた。大事に至らないことを祈る。

 

アクシデント発生により、多くの出場者は最後の一周でゴールに到達できなかった。このため、8ラップのフル走行を完遂できたのは事故車より前に居た僅か24人で、それ以外は事故前ラップまでの計測になった。ということで私のレース記録は全力走行の最終7ラップがカウントされない6ラップ終了となった・・・。

 

とはいえ、マーシャルの減速指示までの平均速度はガーミン計測で過去最高速を記録していた。順位争いでなく自分との闘いと考えれば、満足すべき内容である。

 

表彰式では日本女子代表Kさんが一昨年に続き二度目のBWC Final 3位入賞(おめでとうございます!)、日本男子代表も7位に入る大健闘だった。この方は昨年3位入賞だったらしく、今年も7位というのは優勝だってスプリントの出来と運次第というレベルですね。スゴイです!

 

天候と声援に恵まれ、また、世界中のブロンプトン好きが集まって思い切りenjoyした素晴らしい大会であった。アクシデントが起きたのは残念だったが、大会運営者の皆様に感謝したい。来年はBWC15周年となる。出場できるかどうかは(国別代表になれないフツーの参加者にとって)2月の抽選での籤運次第だが、あなたも記念すべき15周年大会への参加を検討してみてはいかがですか。

 

 

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