ブロンプトンでグレートサザン・レールトレイル の続き)


オーストラリア大陸最南端のウィルソンズ岬(Wilsons Promontory)へ行ってきた。


ウィルソンズ岬の南端には歴史的な灯台がある。1859年に建てられたウィルソンズ岬灯台である。19世紀当時、ウィルソンズ岬全体が全く手つかずの未開の地であったことから陸からのアクセスは不可能で、外部との往来は半年に一度の船による補給時に限られ、灯台守りとその家族たちは海の安全を守るために孤立した生活を強いられていた。


時は流れ、1990年にソーラー発電による自動化・無人化が完了し、年一回の機器メンテナンス作業で済むようになった。昔の灯台守りと家族が住んでいた小屋は現在は徒歩でやってくるキャンパーたちに有料で開放され、オーストラリア大陸最南端の自然を楽しむとともに昔の灯台守りたちの生活を偲ぶことができるようになっているという。


その歴史ある灯台にぜひ行ってみたい。但し、車で入れるのはかなり手前にある「Telegraph Saddle」という尾根までらしく、そこに車を停めてからトレイル歩きで5時間かかるとのことだ。このトレイルを自転車でいけるのか気になっていたので、本日、偵察に行ってみることにした。


下の写真は、グレートサザン・レールトレイルから見たウィルソンズ岬の遠景である。あの岬の先端こそがオーストラリア大陸の最南端なのである。


ウィルソンズ岬はメルボルンから約220キロ、車で約3時間のところにある。遠い。ちなみにウィルソンズ岬一帯は国立自然公園になっている。一切の開発が許されておらず、夜になるとウォンバットやワラビーがぞろぞろ出てくる自然いっぱいの場所だ。


レールトレイル・サイクリングを楽しんだ後、半島を車で南下して小一時間、辿り着いたのがこの光景である。不思議なことに、比較的平らな半島の奥に山があり、灯台はその山を越えて行った最先端部にある。そこがオーストラリア大陸の最南端なのである。今日は車で行けるところまで行ってみよう。


山の中腹までのぼって来た。振り返ると荒涼とした地の果ての光景が広がっていた。



坂を登り切ると、駐車場があった。ここがTelegraph Saddleだ。ここからは車両通行止めで、トレイル歩きとなる。


ウィルソンズ岬の灯台まで18.4キロ、徒歩5時間との表示である。自転車ならその半分の所要時間で済むかも・・・。


と思ったら、案の定、自転車通行禁止だった・・・。残念。(担ぐか押していけばよいのだろうが。)

 

灯台行きはあきらめて、いったん山を下り、近くのTidal Riverキャンプ場に行ってみた。車で到達できるオーストラリア最南端のキャンプ場である。今週末から学校が夏休みに入ったこともあり、多くの家族連れでにぎわっていた。


近くにはオーストラリア最南端のビーチ『Norman Beach』がある。灌木の間を抜けていくとブロンプトンの前に素晴らしい光景があらわれた。


オーストラリア大陸最南端のビーチはどんよりとした雲の下、荒波が打ち寄せていた。
 


何とかウィルソンズ岬灯台 に行ってみたいものだ。

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