ブロンプトンで秘湯へ行こうシリーズ、サードステージ第十一幕、いよいよオーストラリア編に入ります。

 

本日、オーストラリアで唯一といわれる温泉へ行くことに決めた。メルボルン郊外のモーニントン半島にある秘湯である。

 

相変わらずこの男は朝が早い。まだ夜明け前であるというのに、Flinders Street Station駅から輪行だ。なぜにしてオーストラリアで自転車で秘湯へ行こうとするのか謎である。ちなみにオーストラリアで温泉に自転車で行こうという物好きはあと100年ぐらいは現れないであろう。ただ日本でもあまりいないが。

 

電車で約1時間、終点のFrankston駅に着いた。駅前の「ビーチへ」(To the Beach)の巨大ロゴが可愛い。ちなみに駅前から200メートル行くと、ビーチがある。ここ、フランクストンはオーストラリア版の三浦海岸なのであろう。

 

さて、秘湯へはいきなり自転車で突撃してもよいのだが、事情がわからないので不安だ。ワニに襲われるかもしれない。バスを使って最寄りのバス停まで行くことにする。それでもバス停からは5キロ以上あるようだ。ブロンプトンは十分に活用できるであろう。

 

バスに1時間ほど揺られて、目的のバス停に着いた。ここからまだ結構距離がある。一体どんなところにあるのであろうか。期待感が高まる。


[ルート]

ブロンプトンの走行はパス亭からの往復。マップをクリックすると詳細図が出ます。(いつもと同じ。)

(マップをクリックするとガーミンコネクトにて詳細データがご覧いただけます。)

 

秘湯感がだんだん高まってきた・・・と言いたいところだが、欧米な雰囲気なので、秘湯感はあまり高まってこない。
 

 

しかし、周りに家が無くなると、だんだん秘湯感が高まって・・・いや、まだ高まらないが、カンガルーに注意の標識で、冒険感が高まってくる。まあ、そう簡単にカンガルーに出会うことはないだろうが。

 

本当に居た。驚いた。道路の上で、後ろ脚でぴょんぴょんしているのである。

 

次は乗馬の人(女性)に注意の標識である。不思議感も高まってきた。

 

乗馬の女性は現れなかったが、道の左右には牧場が広がり、馬や牛がのんびりとしている。このノンビリ感こそがオーストラリアの姿なのか。

 

日本での秘湯自転車のように緊迫感や自然の厳しさといった雰囲気はない。しかし、温泉の標高は決して高くない(多分標高40~50メートル)のだが、そこにたどり着くまでの道がこのようにうねっていて、自転車ではえらく疲れるのである。地形がやはり大陸なのである。

 

突然、親しみを感じるオブジェが現れた。こ、これは、もしかして温泉マークではないでしょうか!

 

カーブを曲がると、ありました!ペニンシュラ・ホットスプリングスです。一体どんな温泉なのだろうか。


(続く)

 

 

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