ブロンプトンで秘湯へ行こうシリーズ、サードステージ第五幕。

 

年末スペシャルということで、ブロンプトンで秘湯『中房温泉』(なかぶさおんせん)を訪れ、ぬるすべの名湯を堪能した。

 

[走行データ]

距離 36.8km (JR安曇追分駅~中房温泉往復)
最大標高差 957m
平均斜度 全体0% 上り6% 下り6.1%
獲得標高 上り1,032m 下り1,041m

 

読者の方々へ:雪道・凍結路のダウンヒルは一般の自転車では危険ですので止めましょう。また、スタッドタイヤを利用した場合もスリップ・転倒・衝突等のリスクが伴いますのでお奨めできません。

 

風呂をあがると既に午後二時をまわっていた。そろそろ下山しなくては。宿の人と風呂で一緒になった若い登山者が玄関にでてきて「気をつけて」と見送ってくれた。小さい雪だるまも見送ってくれた。皆さんお世話になりました。また来ます!

 

この時期、日没は早い。海抜1,462メートルの中房温泉から、安曇追分駅(標高551メートル)まで、およそ1,000メートルを下る。気温は既に零下。路面の雪や水分も凍結していることだろう。気をつけて行かなければならない。

 

雪道を下る。中房渓谷では既に日が翳ってきている。スタッドタイヤのシュワルベ・ウィンター は雪面をしっかりととらえ、安心だ。しかし、雪面・凍結面ではどうしてもブレーキの効きが悪くなる。ブレーキの圧のかけ方とスピードのコントロールに細心の注意を払う。

 

それにしてもリア・ブレーキを持つ左手が冷たくて凍傷になりそうだ。ブレーキに雪が付着して、その低温がブレーキワイヤ経由で伝導してくるのだろう。次回以降、なんとかしなくてはならない。

 

鏡面のように凍結している。スタッドタイヤ とはいえ慎重に行こう。

 

雪の谷はモノクロームの世界となっていた。

 

気温が低いのでブロンプトンがクリスマスの砂糖菓子のようになる。

 

視界が開けてきた。中房渓谷には既に夕闇が迫ってきているが、下界は未だ明るい。

 

見上げると有明山が姿を現していた。綿雲が舞うように流れる様が美しく、暫し見とれる。

 

北アルプス を巡った今年の締めにふさわしい素晴らしいブロンプトン秘湯旅となった。

 

(完)

 

中房渓谷の美しい光景はこちらのフォトブックの高解像度写真でどうぞ!

 

https://bromptonwharton.amebaownd.com/posts/409871

 

 

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