Brpmptonで湯俣温泉 のspin-off企画。次はブロンプトンをかついで、立山連峰を突破して標高2410メートルの秘湯へ行ってみよう。

 

湯俣温泉で出会ったマイ秘湯オジサン のススメもあり、立山黒部アルペンルートを突破して、日本で最も標高の高いところにある温泉、『みくりが池温泉』へ行くことにした。

 

ホントは一便早いトロリーにのって、黒部ダムのところでブロンプトンのサイコーの雄姿を写真に収めようなどと算段していたのだが・・・。立山黒部アルペンルートの起点、扇沢へ走行中に前輪がパンクだ・・・。

 

パンク箇所を探り当てパッチをあてて走りだすも、数百メートル行ったところで再び空気が抜けてしまう。今度は入念にパッチを貼り直す。しかし2キロ程度いったところでまた空気が抜けてしまう。絶体絶命だ。こういうときは・・・タクシー会社に電話だ!

 

最終パンク地点から、立山黒部アルペンルートの起点、扇沢ターミナルにタクシーで乗り付け、室堂(むろどう)まで接続する最終便の関電トロリーバスに駆け込みセーフだ。(アルプス第一タクシーの運転手さん、プロフェッショナルな判断とご協力ありがとうございました!)

 

扇沢から黒部ダムまでは、映画『黒部の太陽』の舞台にもなった関電トンネルだ。関電のトロリーバスで行く。そして黒部ダム駅に到着だ。

 

最終便の乗り継ぎ時間が短いこともあって、のんびり写真をとっている場合ではなくなった。黒部ダム駅からは黒部ダムの上をブロを背負ったまま突っ走って黒部湖駅まで急ぐしかない。

 

黒部ダムの観光放水だ。

 

晴れ渡る空、碧い湖面。遥かかなたに見えるのは水晶岳だろうか。あの中腹に高天原温泉があるのだなあ。

 

しかしながら、連写をしているヒマさえない。素晴らしい景色だが、黒部ケーブルカーの駅へ急がねば。ブロンプトンを背負ったまま小走りで黒部ダムの上を行く。

 

何とか間に合った。黒部湖駅から黒部平駅まで地下式のケーブルカーだ。

 

そして、黒部平からロープウェーで大観台へ。

 

まるで剣のように切り立った稜線だ。中央左が赤沢岳、右の二つの嶺がスバリ岳と針ノ木岳だ。

 

そして、黒部渓谷の一筋向こう側の渓谷が、先ほど、マイ秘湯を楽しんだ湯俣温泉 のある高瀬渓谷だ。

 

ロープウェーが大観峰についた。トロリーバスに乗り換える。大量の残雪のせいか気温はなんと11.5℃だ。次は立山トンネルトロリーバスに乗る。『室堂』(むろどう)まであと10分だ。

 

そして室堂ターミナル(地下)に着いた。室堂ターミナルから地上にでると・・・壮大で美しい夏の立山が視界に飛び込んできた。残雪のみくりが池が、鏡面となって立山を映し出している。

 

本日の最終目的地、みくりが池温泉が見えてきた。日本最高所の温泉である。(本沢温泉 は日本最高所の露天風呂である。)

 

そして、一時間後、見事な立山の夕照だ。

 

それにしても背中のブロンプトン は重かった・・・。

 

温泉編へ続く)

 

 
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