英語の勉強法 ~ 姿勢編 -6ページ目

馬鹿馬鹿しくないですか?

● 馬鹿馬鹿しくないですか?


そんな気の遠くなるような努力をしても、実際の会話で話題になるのは、この記事で言えば、一行にも満たないセリフ、



「ネイティブみたいだね、君の英語。どこで覚えたの?」



って事くらいですよ。



結局は、自分の知識や教養が会話を成立させる。



そんなたった一行をネイティブに言わせたいためだけに、恐ろしいほど高い目標に向かって努力するのって馬鹿馬鹿しくないですか?



例えば、上司が「君の英語力はネイティブ並だ。給料を英語の発音の良くない社員の30%増しにしてあげよう。」なんて言ってくれるのなら別ですが、こんな話は聞いた事がありません。



そんな一生に一度あるかないか分からないような事の為に、ネイティブ並の英語力の習得に心血を注ぐのは愚の骨頂ですよ。



それよりも適当なレベルで英語としての学習は卒業して、マーケティングや営業の能力を英語で勉強した方が、よほど給料アップに近いと思いません?



グローバルなビジネス・シーンにおいて、語学の流暢さがどれ程、関係すると思いますか?



大きな商談があたったとします。粘り強い交渉の末商談は成立しました!



皆さん、この商談成立に、「英語の流暢さ」がどれほど貢献したと思いますか?



おそらくゼロです。



交渉は通常、両者のメリットが確認できさえすれば成立するわけですから、そこに流暢さなんかは、介在しないのではないでしょうか。



そして流暢さだけを武器にした場合、結局は、



「ネイティブ・スピーカーには絶対に!かなわない。」



という結果が待っているだけです。



英語が流暢なだけで雇用される事などありえないのですから・・・。



流暢な英語で何を話しますか?



昨日見たテレビの話ですか?

ガールフレンドについてですか?

上司や同僚の悪口ですか?



井戸端会議レベルの会話しかできないような人は、たとえ英語が流暢でも実社会では相手にされませんよ。

結局の早道!(急がば回れ)

● 結局の早道!(急がば回れ)


まずは、希望する職種を母国語で遂行するコトを学ぶ事です。

そしてそれを英語にする。



そうすれば相手の言っている事は何となくでも理解できますし、

それに対する自分の意見も言えます。



つまり「その分野では英語が話せる」人を目指すのです。



回り道のようですが、それこそが効果的で最短の学習方法なんです。目的もなしに勉強なんかしたって、途中で迷子になって終わりです。



そしてその後分野を広めてゆけばいいんですよ。



この考え方で行けば、ネイティブ並みの流暢な英語能力は全く無用の長物である事が分かりますよね。



確かに周囲から「流暢な英語を話して、カッコイイ・・・。」と言われるかも知れませんが、そんなモノは決してメインテーマではありません。発音を直したければ、後で直せばいい。



以前、「アメリカ人*と話すと決まって“ネイティブみたいだね、君の英語。”って言われる。」という殺し文句?で自分の商品を紹介している記事を読んだ事があるのですが、私に言わせれば全く本末転倒もいいトコだとしか言いようがありません。



仮に外国人がネイティブ並みの英語力を身につける事を目標としたと仮定します。一般的に言って発音がネイティブ並に向上する事が一番第三者にも理解しやすいので、ここでは発音を中心に行ってみましょう。



これは非常に高い目標です。音にならない子音を研究して、同じ「TH」でも次に来る子音によっては、「こう発音する。」

でも、その次の単語がこうだと両単語は合体するので、こんな音に変わっちゃう、なんて・・・。



気の遠くなるような作業ですね。



これをひとつずつやってゆく。



ちなみに現地の子供は両親と膨大な時間を共有する事によってそれを可能にしています。



でもそれを外国人がやったら・・・?



おそらくゴールは見えないでしょうねぇ。



あなた、これ本当にやってみたいですか?





*: こういう人に限って英語を話す人=アメリカ人という狭い了見の持ち主である場合が多い。国際的なビジネスの場で、「アメリカ人、アメリカ人」と言っていると反発を食らいます。


どの分野で英語を使うの?

● どの分野で英語を使うの?


まずは自分がどの分野で英語を使うのかを明確にしなければ、膨大な情報を前に立ち往生するのがオチです。



逆に業界をしぼってしまえば、意外とすぐに「話せる」ようになります。それは覚えなければいけない事が激減する事もあるんですが、結局のところ「明確な目標」が存在しているからなんです。



誰も「貿易会社の社員」に金融商品の説明を求めたりしません。となれば、貿易の業務英語に限られる訳ですから、範囲(=焦点)が急激に狭くなって、学習しやすくなるのは、当然のコトですよね。



日本で貿易関係の会社に勤めている人にしてみれば、業界の知識はある訳ですから、いつもの業務を、英語を使って行うにはどうすれば良いかだけを集中的に学べば良いだけですよね。



そうすれば大部分の人は業務が出来るくらいには話せるようになります。



もともとは知っている業務なんですから。