新しいガレージハウス@鎌倉シーサイド その1(土地購入〜模型〜着工) | Brighton 鎌倉 Essential selection

前回ブログで少し触れました突然の出来事…

それは「家を建てる事」でした^^

 

今の家を建てる前、9年程住んでいたところがオーシャンビューでサーフィン中心の生活でもあった事から、いつかはまた海近に戻りたいなと思っていました

当時は、自分が住みたいエリアが「第一種低層住居専用地域/風致地区」にて自宅兼店舗にて商売をする事が難しかった事もあり、今の家には仕事のために泣く泣く引っ越した経緯がありました。。

 

そして、今の家に住み始めてから10年が経ちました…

5~6年程前からでしょうか…

だんだん我慢できなくなり…

海近に家を建てたい気持ちが抑えられず、土地を探し始めました

今の家も気に入ってはいるのですが、やはりもっと海の近くに住みたいなと…(今の家は海まで原付5分ですが、歩いて行きたい^^)

 

しかしながら…土地が全然見つからない。。

なくはないのですが「ここだ!」って思える場所に巡り会えない日々…

その理由は、希望エリアを限定しすぎて見つからないという^^;(◯丁目一部の限定でありまして)

いくつかの不動産屋にお声がけするも、全くダメ

とにかく待つしかないな~と

その間、何度も何度も「売り出し中の土地」をチェックしまくっていました

 

それと同時に、次に建てたい家のイメージも出来上がっていましたので、どの様な土地が望ましいのか「建築設計事務所」に相談していました(気が早いのですが、結果これが本当に良かった)

希望エリアは今と同じ鎌倉で近所なのですが「建ぺい率40%/容積率80%」に加え、風致地区で「境界から1m/道路側1.5m、緑化20%、3階建てNGで高さ8mまで&角地の容積率緩和無し」と非常に厳しいので、よく考えないとガレージが作れない…(この問題には本当に悩まされました)

 

そうこうしている中、コロナ禍に突入…

去年のコロナ前の時は、希望エリアに十数件の土地があったのですが…

今年の1月の段階で、十数件全ての土地が完売となり焦っていました(全て僕が希望する土地ではなかったのですが、奥さんがここならいい~という土地もありましたので^^;)

気づいたら「鎌倉/藤沢/茅ヶ崎」の海近の土地価格が上がり始め…

このままだとまずいな~~~と悶々としていました^^;

 

そして、今年になってから「Brighton 」を活動休止とし一区切りして間もなく…

技術講習日の早朝、いつものルーティーンで土地をチェックしていたところ…

怪しい土地を発見!

でも、なぜか写真なし詳細なし^^;

しかしながら「〇〇駅から徒歩8分」この記載だけですでに場所がわかるほど調べ尽くしていた事もあり…

僕は講習があったので、奥さんが「私今見てくる!」と

そして、奥さん帰宅と同時に「最高の場所だった!」と

「まじかー!」みたいな^^

でも、講習でそれどころじゃない^^;

しかし、奥さんは「今即決しろ」と(僕は見てないのに笑)

その晩、不動産屋へ連絡したら、すでに5件の申し込みが来ていると^^;

ただ「本申し込みは明後日に来る方が一番です」と

ならばその前に…というわけで、確認した場所に間違いがなければ購入したい旨を伝え…

翌日の朝一番で土地を見てから不動産屋に伺い、即決してきました☆

後でわかった事なのですが、僕がウェブで見つけたその日にその土地を公開した様で…

僕が一番に申し込んでからその後の申し込みが25件、途中「より高額で購入するから」という横槍もありましたが…無事に購入できました^^

即決できた理由は、かれこれ5~6年もの間のサーチで相場を知り尽くしていた事、◯丁目の中でも自分達にとって一番理想のブロックの高台で津波の心配がない事、オーシャンビューで僕がいつもサーフィンしているポイントまで歩いてすぐ、そして何より地下ガレージが作れるちょうど良い擁壁があった事、です^^

 

土地を買ったら、次は上物

どこで家を建てるか?です

僕は1年程前に相談していた地下室と地下ガレージを得意とする「建築設計事務所」で建てたかったのですが…

しかしながら、奥さんは「住友林業」が良いと^^;

じゃ、そのどちらかにしようということで計画が進みました

 

住友林業は近所にいくつもモデルルームがあり、それはそれはわかりやすく家も営業マンも素晴らしいものがありました

まず、ガレージを作る前提で他1社と検討している事を伝え、プランの提案をいくつか頂きました

しかしながら、どうしても2階建てで1階にガレージを作ると狭くなってしまう…

※一般的にハウスメーカーでは擁壁内に地下ガレージを作り、中で1階と繋げる施工ができない、というかやりたがらない…

僕の従兄がパナソニックホームズに勤めており「その作りたい家はおそらくハウスメーカーはどこもやらないよ」と^^;)

実際、住友林業も…無理と^^;(外注工事になり、地下RCと上物の構造計算を一緒に出来ない&出来たとしても外注工事の土台に対して保証が難しいと^^;)

※ハウスメーカーが建てている多くの家は地下ガレージがあっても1階と繋がっていないので、地下は地下、家は家となってしまう(でも、今の家がガレージと繋がっているので、繋げない選択肢はありませんでした^^;)

 

奥さんは「住友林業」の1Fガレージで話を進め、僕は「建築設計事務所」の地下RCガレージで話を進めていました。。

正直、上物だけだとどちらも木造で価格はそう変わらない…(地下はRCで作るので「上物+2000万~」ですが^^;)

そこで、色々わかってきた事があります

住友林業のビッグフレーム工法は上下の階層構築に自由が全く効かない…

また、使用している部材の標準グレードが低いという事

少し例に挙げると、住友林業では「アルミ樹脂複合サッシ」「スレート屋根」が標準

建築設計事務所では、「樹脂サッシ」屋根は「ガルバリウム」だったのですが、後に海が近すぎて屋根材メーカーが耐久性を懸念している事から「樋も含めてオールステンレス屋根」に

また、内外装に使用するウッド素材も住友林業ではハーモシーリングというフェイクウッドを提案されたけど、建築設計事務所では一番低いグレードでさえリアルウッドのヘムロック(米栂)から、そしてピーラー(米松の上級グレード)でした

もちろん、住友林業でもハイグレードの部材は選べますが、建築設計事務所の標準の拘りを感じました

 

メジャーな住友林業の奥さんのイメージを超える提案は本当に苦労しましたが…

僕の仕事を例えに説得しました(なぜ、メジャーなディーラーではなく僕に仕事が来るのか?と^^;)

神奈川県内では僕が調べた限り、僕が建てたい家はハウスメーカーでは無理、建築家にお願いして建築家が土木工事会社と建設工事会社と家の施工会社を選定して監理する形になる

それはそれで良いが、その方法は見積もりもそうですがワンストップ風なのでやり取りに時間がかかるし何かあった時に責任の所在がややこしくなる

そこで見つけたのが、県内唯一であろう「土木工事/建設工事/住宅施工をワンストップで行える」建築設計事務所「奥建設」でした

https://oku-k.co.jp/

 

最終的に、僕から車をとったら何も残らない笑

車キレイ好きおたくの僕にとってガレージがない家はいらない^^;

そんな思いでありまして…

今の家はそのまま残すので「今のガレージがあるから良いじゃん」と奥さんに言われ散々バトルしましたが…^^;

なんとか僕のわがままを奥さんに訴え…

使用部材の拘りや、地下RCにする事で家が広くなる事、そして建築設計事務所の良さを理解してもらい…住友林業はお断りする事となりました(住友林業には本当に良き対応をして頂きました)

 

そして、施工会社が決まってから…

怒涛の設計の日々が始まりました…(ブログがしばし放置されてしまった理由です^^;)

設計といっても、主に間取りと外観デザインですが、今はCADも簡単に使えるフリーのサイトもあったりしてとても便利な世の中になったなと^^

今の家も自分でほぼ設計しましたが、当時は鉛筆と定規でやっていましたので大変でしたね…

構造計算上の可否はある程度今の家の設計時に教えてもらっていたので、図面作って建築設計事務所に持って行った時は「ここまでやるお客さんは初めてです」と言われました^^;

なんで、自分で設計するかというと、イメージが出来上がっているのにそれに近づけるためのキャッチボールの時間をお互いにとって無駄にしたくないという思いでした(ある程度までは自分でやった方が早いという事)

それにしても…設計って楽しいですね(改めて素敵な仕事だな~と思いました^^)

今の家の時もそうでしたが階段位置が一番悩ましく、難しいですね…

今の家は3階建てなので、階段が2つでしたが…今回の家は地下/1階/2階/屋上塔屋があるので階段が3つになります^^;

下から上まで無駄なく繋げたい思いの中で、階段をずらすと各階の間取りが全て変わってくるのでとても苦労しましたが…アドバイスを頂きながらなんとかまとまりました^^

そして最後は、さすがと言わんばかりの建築設計事務所からの提案で修正頂き、当初の理想を超える図面が完成しました^^(その発想は思いつかなかったー!という、さすがプロです)

そして、この段階で奥さんも納得「奥建設さんにして良かった」と^^

 

「建ぺい率40%/容積率80%」「高さ8mまで&角地の容積率緩和無し」

205.5m²(62坪)の土地ですが、地下住宅の緩和と駐車場の緩和にて、延べ床面積はなんと190.3m²となりました

しかも、車が地下ガレージに2台、ガレージ前に1台、スロープ側に2台(2台コンパクトなら3台)計5~6台駐車できる設計です

※普通に建てたら、吹き抜けや階段レイアウトにもよると思いますが、延べ床面積はMAXでもおそらく150〜160m²程度で、少しでも庭を作ったら車2台のスペースになる家しか建てられない土地です

 

そして先日、無事「構造計算」をクリアし、地鎮祭を終え、着工しました^^

 

家の方は、着工したものの…

先ずはRCの地下ガレージ作りに2ヶ月程かかるとの事(工期は7.5ヶ月)

掘り始めていました^^

 

擁壁にマーキングされているのが、おそらくガレージの開口部分かな?

 

完成予想の模型

実際の最終図面は模型よりも窓サイズが大きかったり窓形状も少し異なります

外構も、ウッドフェンスに変更予定…ウッドデッキも作る予定ですが、訳あって現状はこのプランになっています

 

今の我が家は片流れの屋根を隠したシンプルなキューブ系の家でしたので…今回は「寄棟の大屋根」に

軒を大きく出して綺麗なラインにしたかったので、寄棟一択でした^^

2Fバルコニーのガラスパネルはブラックのスモークガラスの予定なのですが、薄い黒しかメーカーになく…海外ではかなり濃い黒ガラスをよく見かけるのに…(ここは後からフィルムを貼るかもです)

そして、寄棟なのに屋上バルコニーを希望するという…^^;

試行錯誤の結果、ここ以外ないという素敵な配置でデザイン頂きました^^

 

一般的には土地の北側に家を建てて、南側に庭を作ると思いますが…

うちは逆です笑

なぜ家を南側に寄せたのか…それは完成してからのお楽しみという事で^^

 

この模型、中もしっかり作られているんです☆

なんか楽しいです^^

 

屋上に行く階段は…これも完成してからのお楽しみ(かなり面白い事になっています笑)

LDKは奥行き10m以上、在来工法でここまでの空間が作れるのは、2FがLDKだからですね^^

本当は老後を考えて、地下から2Fまでのエレベーターを設置したかったのですが…(万が一の車椅子考慮)

後にカスタマイズできる様に階段を広くした事と北側駐車場をスロープにしている事もあり、広さを優先しました^^;

 

という事で、やっとブログを書く時間が取れるようになってきましたので、またちょこちょこ書いていきたいと思います

今まで通り、仕事の事に加え、建築中の家の事もちょこっと書いていきたいと思います^^

 

下記、建築設計事務所「奥建設」のブログで少し紹介されています

https://oku-k.co.jp/blog/archives/8420/

 

また、地下室/地下ガレージの家を検討されている方にお勧めの「奥建設」の漫画です(法律や条件等の勉強&参考になると思います)

https://oku-k.co.jp/undergcomic2.html