わずか1日で親子関係が改善した会話とは？

メリー・クリスマス

クリスマスイブは、毎年、手作りケーキと手料理をつくり、
家族と過ごすのがお決まりの渡辺愛理です。

皆さんはいかがお過ごしですか？

さて、先日のブログで、会話を改善したら、わずか1日で親子関係が改善したことをご紹介しました。

今日は、その具体的な方法を大公開です。

例えば、
毎朝、起こしても起こしても起きない！
そんな時、あなたならどうしますか？

『早く起きなさい！何度言ったら起きるの（

）」
と叱り続けますか？

実は、これ、逆効果なんです。

何度言っても、どんなにいけないことか、たくさん言っても、
相手には伝わらない言い方なんです。

では、どうしたらいいか。

子どもとの会話で大事なのは、
親がいかに感情的にならず冷静に話ができるか？
ということに尽きます。

朝起きないときには、このようにアドバイスしています。

「今日、帰ったら、『明日から朝○時に一回だけ起こして、後は起こさないからね』と言ってください。
そして、明日から、そのとおりにしてください。

もし、遅れそうになっても、遅れても、本人の責任なんだから、『早くしなさい』とか、言わずに、黙っていてくださいね。

そうしたら子どもさんはどうなるか、観察日記を付けてみてください。
1週間後、どうなったか教えてくださいね。」

実は、受講生さんは、私の言ったとおりにやってきてくれただけなのです。

その結果・・・

朝、「6時だよ」と一度だけ起こして放っておいたら、

いつもなら「お前のせいで遅れた！」とか悪態をつかれていたけれど、

ただ淡々と支度をして出て行ったとのこと。

初日は、遅れたようだけど、次の日は、急いで起きてきて、遅れないように出て行ったと。

受講生さんは、心の中では不安だし、イライラするし、怒りたい気持ちもあったけれど、自分の心を落ち着けて、深呼吸してから話をするように心がけました。

その結果、他のやり取りもうまくいくようになったのです。
その様子もたくさん報告してくれました。

そして、今までうまくいかなかった理由も理解したのです。
それは、自分の心の状態のせいだったと。

周りの状況は何一つ変わっていないのに、
お母さんが自分の心を整えて、ことばを発しただけで、
お子さんの反応がまったく変わったのです。

それこそ、打てば響くように変わる。

これが交流分析の理論です。
他の心理学ではこんなことは書いてありません。

「心なんて、目に見えないし、関係ない」
と思っているかもしれませんが、
あなたの心の状態が、あなたの会話に現われるのですよ。

むしろ、人は、言葉の内容より、その態度や言い方のほうが大きく伝わるのです。

あなたも思い当たることがあれば、気をつけて話してみてください。

いつも怖い顔をして、眉間にしわを寄せて、きつい口調で話しているのならば、
穏やかに、優しくお話してみませんか？

明日のクリスマスが、あなたとあなたの家族にとってすばらしいものになりますように。