こんばんは。
ネームカウンセラーの渡辺愛理です。
昨日の中日新聞に
「思春期ストレスで精神疾患」
という記事が掲載されてました
内容は、
「思春期に受けたストレスが遺伝的要因と作用し合って成長後にも影響し、うつ病などの精神疾患を起こす仕組みを、名城大学薬学部のグループが突きとめた」
というものでした。
確かに、ストレスをず～～と与え続ければ、どんな人でも精神疾患を引き起こす可能性は高いでしょう。
精神疾患にならなくても、何らかの病気にもなるでしょう。
しかし・・・
ストレスは、悪者・・・って思っている人も多いかもしれませんが、
適度のストレスは、人間にとってはすごく必要なものです。
ストレスを受けることで、交感神経が優位になり、興奮ホルモンが分泌されることによって、血圧や体温をあげ、免疫力も上がります。
よく、「気が張っているときは風邪をひかない」って言いますよね。
これは臨床学的にも理にかなっているのです。
思春期の子どもにとっては、人生を生き抜く力をつけるときなので、
さまざまなストレスを乗り越えていくことは
人として成長する上でもとても大切なことです。
逆に、ストレスがなさすぎて、緊張感がなくて、いつもダラ～～っとしてたら、刺激がなさすぎておかしくなって、人間死んでしまいます。
要は、
興奮と鎮静、
緊張と弛緩（リラックス）
このバランスが取れていて、
呼吸や脈拍のようにこの繰り返しが行われれば、
人間は病気にもならず、心のバランスも取れ、
心身ともに健康なのです。
一番問題なのは、
思春期の子どもたちが傷ついたとき、
ほんとうに心が癒される、
安心できる場所が少ないことなのです。
先週、専門学校の子どもたちに「カラー・アートセラピー」の授業を行った時にそれを目の当たりにしました。
そのお話はまた次のブログで。
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