台湾 日本救助隊に感謝、中国救援隊を謝絶 | KHのアメーバブログ

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テキトーなタイミングで、テキトーにコメントします。

  

  こういう話を聞くと、なぜか胸がスーッ!とします笑

 

 

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【台湾地震】

台湾、支援受け入れめぐり日中差 「謝絶」された中国が反発、日本にも抗議

 

 

 【北京=藤本欣也、台北=田中靖人】中国政府が、台湾の蔡英文政権が東部地震で取った対応で、日本との差があると反発している。

 

 蔡政権が中国からの救援隊派遣の申し出を「謝絶」する一方、日本からは専門家チームを受け入れ、首脳間で緊密なやりとりをしたためだ。

 

 中国は日本にも抗議し、蔡政権の頭越しに被災地の花蓮県長(知事)と連絡を取り台湾世論の分断を図っている。

 

 日本政府は8日、安倍晋三首相の見舞い文を窓口機関を通じ台湾に伝達した。首相官邸がサイトで公表した文面は当初、あて先が「蔡英文総統閣下」と肩書・敬称付きで表記された。台湾側は「1972年の断交以来」(研究者)と評価。

 

 蔡氏は8日、ツイッターに日本語で謝辞を投稿し、花蓮の避難所を視察した際に「安倍首相に感謝する」と表明した。

 

 首相は9日、さらにこの投稿にリツイートし、日台の緊密ぶりをアピールした

 

 これに対し、中国外務省の耿爽報道官は9日、「『一つの中国』原則に反し極めて不満だ」と述べ、日本に抗議したことを明らかにした

 

 「総統」の表記は台湾を国家として認めるもので、「台湾は中国の一部だ」とする中国の主張に反するという論理だ。官邸のサイトでは現在、あて先が削除されている。中国の抗議に対応したとみられる。

 

 一方、中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は地震発生翌朝の7日午前、花蓮県の県長に直接電話し、「両岸(中台)の同胞の血は水よりも濃い」と救援隊の派遣を申し出た

 

 中国政府は蔡政権発足後も、花蓮など中国国民党系の8県・市には観光や農産品購入で優遇策を取っている。

 

 中国政府の申し出に、蔡政権は「海外の援助は必要ない」(大陸委員会)と謝絶

 

 総統府は日本チーム受け入れの理由は「台湾より高性能な生命探知機があり例外だ」と説明している

 

 

引用:産経ニュース 2018.2.9 21:37

http://www.sankei.com/world/news/180209/wor1802090038-n1.html

  

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 ま〜、この記事から想像するに、『一つの中国原則』に反したということもさることながら、中国は「『大国』としてのプライド」を傷付けられたんでしょうなぁ笑

 

 

 台湾・蔡政権の

 

「海外の援助は必要ない」、

 

「日本は、台湾より高性能な生命探知機があり例外だ」

 

という対応は見事ではありませんか笑

 

 

 

 

 台湾の国民党系の8県・市は、新北市、新竹県、苗栗県、南投県、花蓮県、台東県、連江県、金門県を指すと思われます。

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201610080005.aspx

 

 

 これらの8県・市を台湾の行政区分地図で赤字で示すと、以下のようになります。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/台湾の行政区分

 

 

 ブログ主は知りませんでしたが、中国大陸本土の沿岸付近の2つの諸島は台湾が実行支配しており、この2つの諸島がそれぞれ「連江県」「金門県」として台湾の支配化にあるようです。

 

 ウィキペディアで「金門県」の項を調べてみると、以下の説明がありました。

 

 

 中華人民共和国は実効支配できておらず、根本博元中将の白団の指導結果が的中し、蒋介石率いる中華民国軍によって防衛に成功、それ以来一貫して中華民国が統治下におく県となった

 

 (中略)

  

 1958年には、極東を歴訪する米国のダレス国務長官の台湾訪問を前に、対岸の中国人民解放軍(中国共産党)との間で激しい砲撃戦による金門砲戦が発生した。多数の死傷者を出したものの中華民国陸軍は中国人民解放軍を打ち破り、金門島の防衛に成功している。

 

 1960年6月17日金曜日深夜にも、同日のアイゼンハワー大統領の訪台を前に中国人民解放軍が激しい砲撃を浴びせた。

 

引用:ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/金門県

 

 

 約60年頃前に、台湾(中華民国)は多数の死傷者を出しながらも、金門県を死守したということが書かれてます。

 

 それにも関わらず、現在の金門県の知事は中華人民共和国寄り。

 

 半世紀も時が進めば、過去の歴史はそれほど重要ではなくなるということでしょうか。

 

 しかし、中華人民共和国(中国)や韓国は或る『過去の歴史』からなかなか離れられないようです。

 

 「南京大虐殺」や「慰安婦問題」などの日本では既にさまざまな調査研究によって事実ではないと結論付けられ、概ね否定されている『過去の歴史』については中国、韓国は異常に固執し続けていますが、その一方、自分たちにとって都合が悪い、過去の事実については徹底的に無視します[#1]。

 

 

 他方、ウィキペディアによれば、「蓮江県」ではそのような戦闘が発生したとは書かれていませんでした。

 

 

 

 

 台湾政府の統計局が公開しているデータで、2017年の人口を調べると、これら8県・市の合計人口は約630万人。

https://www.ris.gov.tw/346

 

 

 同年の台湾の全人口が約2360万人ですから、これら国民党系の首長がいる8県・市の合計人口はおよそ四分の一に相当します。

 

 8県・市の有権者はざっと400万人余り。

 

 

https://www.ris.gov.tw/346 

 

 

 うち7割くらい[#2]が投票にいくとして、当選するには投票数の6割くらいの票を得れば当選するとする。

 

 そう考えると、これら8県・市の中で国民党の支持者は、多く見積もっても200万人くらいでしょうか。

 

 

 同様な推論は、8県・市以外の台湾の県・市に対しても適用できますから、途中の計算をはしょって結論だけ書くと、8県・市以外の台湾の県・市の国民党支持者は300万人余り。

 

 

 現在の台湾において、国民党支持者は合計で500万人余り。全人口のおよそ五分の一。

 

 

 

 

 ちょっと安心しました笑 

  

 

 

 

[#1]  例えば、中国が無視する事実としては、

 

 ・大東亜戦争で日本軍と直接戦闘したのは国民党軍であって中国共産党軍ではないこと、

 ・国連成立時の安保理常任理事国は中国ではなく中華民国(台湾)であったこと(国連成立時に中華人民共和国はまだ建国されていない)

 ・「記憶遺産」に登録された「南京大虐殺文書」の中に虐殺がなかったことを示す資料が含まれているが、当該資料の公開要求を無視し続けていること、

 

 

 韓国が無視する事実としては、

 

 ・1965年、日韓基本条約とともに結ばれた日韓請求権協定によって総額11億ドル(1ドル=360円当時)の資金提供・援助がなされた事実。韓国政府は国民にこの事実を伝えていません、

 ・同日韓請求権協定によって、両国間のお互いの請求権は「完全かつ最終的に解決された」と定められている事実、

 ・韓国が竹島(韓国名「独島」)を過去実効支配していたという証拠を実は一度も示していないという事実、

  https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12344655247.html

 ・当時の日本が慰安婦の健康診断などに関わった事実はあっても、日本の官憲が朝鮮半島で強制的に慰安婦狩りをおこなったという証拠は見つかっていないという事実、

 

などが挙げられます。

 

 

[#2] 2016年の中華民国総統選挙の総投票数は約1250万票。

https://ja.wikipedia.org/wiki/2016年中華民国総統選挙

 ざっくり言うと、有権者の7割くらいの人が投票しました。