韓国江陵で「羽生特需」 でも歴史問題には怒るべき! | KHのアメーバブログ

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テキトーなタイミングで、テキトーにコメントします。

 

 平昌五輪閉幕しましたね。

 

 開幕前はまったく興味がありませんでしたが、途中から知らず知らずのうちにのめり込みましたw

 

 日本人選手の活躍に一喜一憂を繰り返し、終わってみれば、「もっと見ていたかった」というな思いと、ちょっとした喪失感が...笑

  

 

 さて、平昌五輪期間中に目にした朝日新聞の記事に一言。

 

 

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韓国・江陵で「羽生特需」 歴史問題には怒り、客には?

 

 

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子があった16、17日、競技会場がある江原道江陵(カンウォンドカンヌン)には、日本から団体や個人で多くの観光客が訪れた。韓国紙・朝鮮日報は「羽生特需」が起きたと報じた。

 

 五輪直前に開業した新名所「月花風物市場(ウォルファプンムルシジャン)」を訪ねると、ティギム(韓国式天ぷら)の屋台前で日本人グループがイカの揚げ物を注文していた。店主のキム・ジョンスクさん(51)が知っている日本語は「ありがとう」のみ。でも身ぶりで正確に注文を取り、おまけもつけた。「大勢の日本人に来てもらって感激だよ」

 

 ただ、日本と韓国は植民地支配に起因する歴史問題も抱える。わだかまりはないのか。キムさんに話を向けると「正直言うと、テレビで慰安婦問題のニュースを見るたびに、いつも怒っているよ。でも、その話と日本人個人は全く別だよ

 

 江陵の食堂では日本語メニューも増えた。「ムルフェ」(冷や汁風の刺し身)の専門店を営む孫敏禎(ソンミンジョン)さん(53)に尋ねると、インターネットで検索しながら手書きで作ったという。素麺(ソミョン)を「プレーンな麺」と翻訳しているのは、ご愛敬。その孫さんも、両国に様々な問題があっても日本人客は「好印象」という

 

 同じ意見はあちこちで聞いた。だからこそ思う。東京五輪に向けて、日韓が互いに歴史を知った上でつきあえば、もっと良い関係になるのではないかと。(武田肇)

  

引用:朝日新聞デジタル 2018年2月18日09時54分

https://digital.asahi.com/articles/ASL2J436KL2JUHBI00L.html?iref=comtop_8_06

 

 

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 この朝日新聞記者は韓国人が日本人について好意的に感じるのがよほど気に入らないのか、

 

「日本と韓国は植民地支配に起因する歴史問題も抱える。わだかまりはないのか。」

 

と、あからさまな疑問を呈しています。

 

 

 彼の頭の中には、おそらく、

 

『日本が韓国を植民地支配した』、

『日本は戦時中に朝鮮人女性を強制的に慰安婦として働かせた』、

 

という『事実』が固くこびりついているのかもしれません。

 

 しかし、もしも彼の頭の中にこの『事実』があったとしても、それは『事実』ではありません。

 

 

 

 

 まず、日本は朝鮮半島を「植民地」にはしていません。

 

 1910年の「韓国併合ニ関スル条約」による日韓併合は、当時のいわゆる欧米列強がおこなった植民地化(plantation)ではなく、併合(annexation)です。

 

 当時、日韓併合状況でなされたのは、日本による朝鮮半島の植民地的搾取ではなく、むしろ日本による朝鮮半島への経済的・社会的投資でした。

 

  

 1912-1913年の在日アメリカ大使 Larz Anderson の妻で作家の Isabel Anderson が、日本へ赴任の際に韓国に立ち寄った時の手記によると、「寺内総督統治の下、韓国に多くの発展があった。これは、地元の人と征服者の間に摩擦無く成し遂げられるとは限らないが、その結果は確かに驚くべきものだと認めなければなるまい。

 

 政府は再編成され、裁判所が確立され、法が見直され、景気が良くなり、交易が増えた。農業試験場が開設されて農業が奨励され、内陸から海岸まで鉄道が敷かれ、港が浚渫されて灯台が建立された。韓国への日本の支出は毎年1,200万ドルに上っている。」

 

引用:Isabel Anderson, "The Spell of Japan", Boston, 1914.

 

 

 これは列記とした歴史的事実ですが、この朝日新聞記者にはこちらの事実は視界に入らないのでしょう。

 

         

  

  

  

      

 平昌五輪会場の江陵市で食堂を営む孫さんも、『両国に様々な問題があっても日本人客は「好印象」という。』

 

 『日本人客は「好印象」』で終わらず、『日本人客は「好印象」という』と書いています。

 

 

 「AさんはBさんに好印象(を覚えた)」ならば、AさんがBさんに好印象を抱いているという事実を単純に表現していますが、

 

 「AさんはBさんに好印象(を覚えた)という」は、上記の事実に加え、朝日記者の印象も加わっています。

        

        

 おそらく、「AさんはBさんに好印象という。(本当ならそんな印象は持ってはいけないのに...)」という心理が朝日記者の胸の中にあるから、このような「好印象という」表現になったのでしょう。

 

 

 メディアの中でもトップクラスに高給で、(少なくとも表面的には)「一流」のプライドを持つことができる朝日新聞記者というポジションで仕事を続けたいがために、淡々と朝日新聞が事実上標榜する「反日」の立場で記事を書くならば、まだましです。

 

 しかし、この朝日新聞社説の記者が、もしかしたらそうかもしれないのですが、

 

 その心の中まで「反日であることの正義」を信じ、歪んだ歴史認識を信ずるあまり、日韓間の市民同士の友好姿勢を安易な友好と批判しているのだとしたら、

 

 このような新聞記者が社説を書くような新聞社って、日本にほんとうに必要なのでしょうか。

 

      

 

 

 

 

 『同じ意見はあちこちで聞いた。だからこそ思う。東京五輪に向けて、日韓が互いに歴史を知った上でつきあえば、もっと良い関係になるのではないかと。

 

 

 この朝日新聞記者のいう「歴史」というのは、もしかしたら、戦争中に日本軍が朝鮮人女性を拉致し強制的に慰安婦として働かせていたという歴史、故・吉田清治によって捏造された偽歴史を指すのかもしれません[#1]。

 

 広義の意味では、太平洋戦争終結後に実施された東京裁判とその後の連合国政府と各国メディア等によって形成され、現在でも広く信じられている『東京裁判史観』、『戦勝連合国史観』あるいは『戦後史観』と呼ばれる歴史観を指していると思います。

 

 

 ですが、現在、米国や日本で、『東京裁判史観』、『戦勝連合国史観』、『戦後史観』こそが歪められた歴史観ではないのか、真実を隠していたのではないか、という見直しが行われています[#2]。

 

 そして、その成果も一部公表されるに至っています。日本の国内書店で書籍として手に入れられ、読もうと思えば誰でも読める状況になってきています。

 

 ご興味がある方は一度それらの成果[#2]をお読みになられたらいい。

 

 

 

 

 折しも、朝日新聞にこの記事が掲載された2月8日。

 

 件(くだん)の江陵市のスピードスケート競技場で、スピードスケート女子500mでドラマがありました。

 

 

 金メダルの小平奈緒選手が銀メダルのイサンファ選手に滑り寄り、

 

『プレッシャーの中でよくやったね。私はまだリスペクトしているよ』

 

と励ますとともに感謝と尊敬の気持ちを伝えた。

 

そのドラマに世界中が感動しました。

http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180219-OHT1T50000.html

 

 

 

 

 今回の記事を書いた朝日新聞記者は、果たしてこの小平とイの2人のドラマをどのような想いで観ていたのでしょうか。

 

 

 

 

[#1] 2014年8月4日・5日両日、朝日新聞は多数ページを割いて、故・吉田清治の証言を偽証であったと認め、吉田証言に基づく記事16本を取り下げ、読者に謝罪しています。

http://www.asahi.com/shimbun/3rd/2014122337.html

 

 

[#2] 新書版を何点か紹介しておきます。

・ヘンリー・S・ストークス、英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書) 新書 – 2013/12/2

・江崎道朗、アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄 (祥伝社新書) 新書 – 2016/9/2

・江崎道朗、コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書) 新書 – 2017/8/11