※2019年12月現在の記事です。
末尾に記載していますが、2020年1月26日より郵便料金値上げの可能性があります。
アメリカで小包を送りたい!
そんな時に利用出来る宅配業者は主に以下の4つ!
①USPS
②UPS(ユーピーエス)
③FedEx(フェデックス)
④DHL(ディーエイチエル)
①はアメリカ合衆国郵便公社。
②〜④は大手の宅配便会社。
今回は個人的に利用価値が高く、
全体的に比較的割安な①USPSについて書きます!
(私はアメリカでメルカリをやっており、度々USPSにお世話になっています
メルカリにご興味がある方は↓をクリック)
送りたいものがあるけれど、
何から始めたら良いかな?という人のお役に立てれば幸いです
※この記事では、アメリカ国内に送る場合限定で書いています。
STEP 1: 荷物を詰める
荷物の重量やサイズで送料が決まる場合もあるので、箱選びも大切!
箱に隙間があるようなら、荷物を守るためにbubble wrap packaging(梱包用緩衝材、通称プチプチ?)などを利用しましょう。
bubble wrapはUSPSでも販売されていますし、
WalmartやAmazonでも購入できます。
(小包は基本的に重量が70 lbs(31.75kg)未満、長さと胴回りの合計が108 inches(274.32cm)未満という規定があります)
後述しますが、定額小包サービスを利用するのであれば箱はUSPSで無料でもらえます。
手持ちの箱を再利用するのであれば、ラベルやバーコードを剥がす、隠す、塗りつぶすなどしましょう。
STEP 2: 宛先と送り主を書く
手紙やポストカードと同様、送り主を左上に、宛名と宛先を真ん中下方に書きます。
↑こんな感じです。
ちなみにUSPSのHPには、「全て大文字で」「コンマやピリオド不使用」と書いてありますが、
読みやすいように書けば、小文字を使っていても問題ありません。
STEP 3: 配送サービスを選ぶ
USPSの小包配達サービスの中で、一般の方がよく利用するであろうサービスは大きく2つ!
①First-Class Package Service(普通郵便)
こちらは、小包の重量が13oz(368g)未満のものを送る際に利用するとお得なサービス。
通常1〜3営業日で配達してくれます。
荷物の重さと、配達の距離によって値段が変わってきます。
配達の距離はZone1〜9に分かれており、距離が長くなるほど高額になります。
料金は2019年12月現在、以下の通りです。
縦が重さ(単位はオンス)横がゾーンです。
※この普通郵便には、荷物の追跡や補償のサービスはありません。
USPSで販売されている箱や封筒、梱包材の種類と料金は以下をご参照ください↓
②Flat Rate(定額小包)
こちらは重量や距離に値段が左右されない定額小包のサービスです。
70lbs(31.75kg)未満であれば、重いものや遠方に荷物を送る際に便利です!
封筒や箱はUSPSに設置してあるものを利用するか、
自宅などに荷物を回収しに来てくれるサービスもあるので、その際に持ってきてもらうよう依頼することも出来ます。
※flat rateの箱や封筒などはUSPSのWEBサイトから申し込めば梱包材を持ってきてもらえるサービスもありますが、梱包材は無料でも送料が$7.50かかります。
以下、Flat Rateの箱と封筒置き場。(なぜか反転)
※梱包用のテープはUSPSに売ってありますが、
日本の郵便局のように貸してはくれないので、
自宅にあるのであればそれを持って行くのが賢明です。
↑以上、Flat Rateの箱の大きさと料金表です。(2020年1月現在)
ちなみにこの表、上から3番目までは箱ではなく封筒なのですが、
封筒にはPriority Mailと、Priority Mail Expressの2種類があります。
Priority Mailは普通郵便と同じく1〜3営業日で届くのに対し、
Expressの方は、原則翌日10:30までに時間指定で配達してくれます。
以下がPriority Mail Expressの料金。
かなり割高なので、本当に急いでいる時以外利用することはなさそうです。
Flat Rateには補償も付けられる(内容物の価値が$50未満であれば無料)し、追跡も出来るので、
個人的にFlat Rateサービスが一番利用価値が高いと思います。
以上2つのサービスが一般的に利用されているものだと思いますが、
もしFlat Rate Boxが使えない場合はPriority Mailか、USPS Retail Groundを利用します。
Priority MailとRetail GroundはFirst-Class Mailと同様、
重量と距離で値段が決まるため、遠方に重いものを送る際は
Flat Rateと比べるとかなり割高になってしまいます。
Retail Groundは配達に2〜8営業日かかりますが、
Priority Mailよりは割安となっています。
また、長さと胴回り108 inchesを超える、急がない荷物の配達に適しています。
STEP 4: 料金を調べる
Flat Rateであれば前述のように料金は箱の大きさで一律ですが、
その他のサービスを利用するのであれば、
USPSのwebサイトにあるPostage Price Calculatorで事前に料金を調べることが出来ます。
必要事項に記入し、利用するサービスを選びます。
例えばミズーリからオハイオへ、15lbsの定形外の小包を送るとします。
↑この画面で15lbsと入力し、Package(小包)を選ぶと。。。
↑利用できるサービスや配達予定日時、値段が表示されます。
利用サービスを選んだら、投函しに行くか回収に来てもらいます
USPSで重量を測ってもらい、郵便番号からZone(距離)を特定してもらうと料金が確定するので、特に事前に料金を知る必要がない人はその場で言われた料金を支払うだけ。
USPSのオンラインアカウントを作成し、ログインすると、
送り主や宛先などを入力してラベルを作成し、
支払い情報を入力してオンライン支払いも出来ます
(Click-N-Shipというサービスです)
小包に自分で切手を貼って投函する場合は、
USPS Postal Storeで切手を購入して右上に貼れば良いのですが、
料金不足だと返送または受取人支払いになってしまうので要注意!
STEP 5: 荷物を送る
どこで投函するかは、小包のサイズとお住まいの場所で選びます。
重さ10oz(283g)未満かつ、厚さ1.5inch(3.8cm)未満の小包であれば、
以下3つの選択肢があります。
1:自宅に無料回収に来てもらう
2:自宅の郵便受けに入れておく
3:街中に設置してある青い回収箱↓か、USPSのロビーに設置してある回収箱に投函
重さ10oz(283g)以上、厚さ1.5inch(3.8cm)以上の小包は、
1:自宅に回収に来てもらう
2:USPSの窓口で投函
3:Post Office Self-Service Kiosk↓で切手を購入し、設置してあるBOXに投函
以上、3つの方法があります。
自宅に回収に来てもらう場合、
通常配達スケジュール時に回収してもらうのであれば無料。(Free Package Pickup)
時間指定をして回収に来てもらうのであれば有料です。(Pickup on Demand)
いかがでしょうか?
以上が2019年12月現在のシステムや料金です。
以下の記事によると、2020年1月26日より、
一部料金の値上げの可能性があるとのこと。
12月半ばにUSPSの窓口で確認してみると、
まだ正式な決定ではないためか、
「僕は値上げについては聞いていないけどねぇ」
とのことでした。
値上げについては、郵便公社の理事たちはすでに承認しており、
あとは郵便規制委員会の承認を待つのみという状況のよう。
もし値上げされるとすれば、以下のようになる予定です。
ポストカードや手紙の郵便料金値上げはないようですが、
この記事で書いたFlat-Rateサービスは全体的に値上がりするようなのでご注意を!!
アメリカから国外に小包を送る際の記事については、また後日書こうと思います!