千葉県船橋市にある SBC東京医療大学 にて、
「乳がん患者さんへのブレストアートメイク®︎
− 看護師として医療アートメイクでできること −」

をテーマに特別講義を行いました。

 

乳がん手術後の外見の変化に向き合う患者さんに対して、
医療アートメイクとしてのブレストアートメイク®︎が
外見のケアだけでなく、心の支えとして
どのように寄り添うことができるのかをお伝えさせていただきました。

 



乳がんの手術後、患者さんが直面するのは身体的な変化だけではありません。
鏡を見るたびに感じる戸惑いや不安、
「自分らしさを取り戻したい」という切実な思い──

ブレストアートメイク®︎は、乳輪・乳頭を表現する外見のケアであると同時に、手術後の心に寄り添うケアにもつながります。

講義では、実際の症例や事例を通して、患者さんやご家族との関わり方、
医師との連携、施術後に患者さんの言動へどのような変化が現れたのかなど、
現場で見えてきた具体的なエピソードをお伝えし、
併せて医療アートメイクが“医療や社会の中でどのように位置づけられるべきか”という視点についても触れました。

これからの看護においては、
外見と心のケアを一体としてとらえる視点が一層重要になることを感じています。

学生の皆さんが真剣な眼差しで耳を傾け、
「外見の変化と心はこんなに深くつながっているんだ」
という気づきを得てくれた姿がとても印象的でした。

今回の講義が、これから医療の現場に立つ看護学生の皆さんにとって、
「看護観に新たな視点をもたらす機会」、
そして「患者さんに寄り添う力を広げる一歩」となれば幸いです。

岩元 淑子 

 

〜アピアランスケアとしての医療アートメイク・ブレストアートメイクについて〜

 

このたび、医療法人社団 秀峰会 川村病院(静岡県 富士市) にて、
アピアランスケアとしての医療アートメイクおよびプレストアートメイク"の導入が決定し、全職員を対象とした勉強会を実施させていただきました。
 

院長先生からは、
「患者様からのご質問に丁寧にお答えできるように」
とのお言葉をいただき、教育体制の充実に対する強い姿勢が印象に残りました。
参加が難しい職員の方にも映像視聴とプレテストの機会が用意されるなど、
知識と意識の共有に向けた取り組みが、
院内全体で行われていることに感銘を受けました。
 

勉強会では、アピアランスケアの基本的な考え方をお伝えしたうえで、
美容目的のアートメイクとの違いや、
医療現場での意義について
具体的な症例や経験を交えながら
お話しさせて頂きました。
 

 


特にブレストアートメイクについては、
単に「失われたものを取り戻す」だけではなく、
「ご自身の身体を慈しみ、自分らしくありたいと願う気持ち」
のケアであることをお話ししました。
 

こうした施術は、外見の変化に戸惑う患者様が自分らしさを取り戻すための、
心に寄り添う手段のひとつです。
私はこの病院で、その想いを大切にしながら、
患者様一人ひとりに寄り添う姿勢で関わっていきたいと考えています。
 

研修の最後には、職員の皆様から温かなご意見をいただき、
今回の取り組みがしっかりとみなさまに届いていることを感じる事ができました。
そして開催に向けてご尽力いただいた関係者の皆様にも、心より感謝申し上げます。

静岡県内においても、
アートメイクやブレストアートメイクを含むアピアランスケアを
安心して受けられる体制が整いつつあることを、
大変嬉しく、心強く感じております。
 

「元々あったものを失う」という喪失感は、
他人には計り知れないものです。

だからこそ、
その痛みに寄り添える選択肢があることが、
患者様にとっての救いになると信じています。
 

私は、今自分にできることを、
一つひとつ、
丁寧に積み重ねてまいります。
 

鈴木  ユキコ .039

 

三重県鈴鹿市で行われた 第17回 中部放射線医療技術学術大会 一般公演講座

「一歩先へススメ、私の物語」

ーキャリアと乳がん、そして未来へのメッセージー 
講師:中京テレビ放送 恩田千佐子アナウンサー 

 

共に乳がん患者さんへのケアに取り組む友人と聴講させていただきました。

乳がんをご経験されてから、今日に至るまでのとても貴重なお話をうかがわせていただきました。

 

「今の生活を変えたくない」   

「元通りになりたい」

 

この言葉の重みをとても感じるお話でした。

 

「女性として、乳がん手術で乳房をとってしまった時に、

         乳首があるのとないのでは全然違う。


胸がなくなってえぐれてしまっても、乳首があるだけで全然気持ちが違う。
服を着ていても着ていなくても–


「若い時は服を着る時に乳首の形が出てしまうことが気になっていたけど、
     やっぱりなくなってしまうって本当に気持ちが違うなって思う」

 

当たり前が当たり前でなくなる瞬間−
そしてそこから始まる生活–

 

看護師として、ブレストアートメイク®看護師として、
できることをしっかりと行っていきたいと感じました。

 

そしてありがたいことに、
「こうして考えてくれる看護師さんに担当して欲しいと思う、心強いです」
とありがたいお言葉をいただきました。

 

私たちが行うブレストアートメイク®
しっかりと伝え・広げ・届けてまいります。

 

中村 彩乃 .019