たぶん、私のことが嫌いなんだな、と思っていた職場の店長。
辞めたいと伝えたら、引き止めて頂いた。
私は仕事も早くないし、取り柄など、いいところなど、一つもない。
人材として引き止められる理由がない。
あなたの接客が好きだからと。
このお店には必要な人なのだと。
それはかいかぶりすぎだと思うけれど、私の接客を好きだ、と言ってくれた人に出会えたことは、素直にとてもとても嬉しい。
きちんと見ていてくれる人はいるのだ、と。
私にはあまりに何もないので、それだけは、と思って大事にしてきたこと。
皆が出来ることを、誰よりも思いを込めてできるか。
しか、自分が目指せるところがなかっただけなのだけれど。
辞めたい、と言われた日、久しぶりに泣きながら帰りました、と言われた。
本当に本当に有難い。
今まで、そんな風に、必要なのだ、思って貰ったことがなかったから。
求人は出すけれど、もし、残り少ないあと少しの間で、自分がまだやっていける、と思ったなら、辞めないでほしい、と言って頂いた。
私は私を乗り越えられるだろうか。
とてもいいお店だけれど、だからこそ、それに見合うよいスタッフになれるだろうか。
与えて頂いた時間は、ただ必死にもがこう。
自分と戦おう。
たぶん、それが誰かから必要とされいる、ということ、そのもの、なのかな。