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東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

私の趣味はキャンピングカーでの旅行です。キャンピングカー歴は13年になりました。贅沢な趣味だねと言われますが、まあ本当にそうなのだと思います。

 

今でこそ非常に高価なキャンピングカーですが、自分が買った時も確かに高価でしたが、今の半額くらいで購入することが出来ました。当時はまだまだ円高で、消費税も5%でした。それから少しずつ改良を重ね、今の形(装備や仕様)になってきています。

 

さて、キャンピングカーでの旅行の醍醐味と言えば、ホテルや旅館などを予約することなく、思いついたところで宿泊できることです。自分のキャンピングカーにはシャワー設備はありませんが、トイレもキッチンもあります。なので、お風呂はスーパー銭湯や日帰り温泉で済ませて、あとは駐車できる場所さえあれば、全てキャンピングカー内で生活することが出来ます。

 

夏場もサブバッテリーで家庭用エアコンを動かすことが出来るので、一晩でしたらエンジンを回したり、外部電源がなくても涼しく快適に過ごせます。高速道路のパーキングエリアでトラックがエンジンを回したまま休んでいたりしますが、自分はそのようなことは全くしません。

 

それでも、やはり宿泊場所として高速道路のパーキングエリアや道の駅の駐車場は利用させてもらっています。本来どちらも基本的に「仮眠をとる」ための休憩場所として開放されていますので、宿泊は禁止されています。しかし、出来るだけ迷惑をかけないように注意しながら利用しています。

 

しかし最近、一部の人たちの心ない行動が原因で、車中泊が禁止になる場所が増えているのをご存知でしょうか。一部の人たちは、道の駅の駐車場をまるでキャンプ場のように振る舞っています。駐車スペースにテーブルやイスを広げて場所を占拠したり、大声で騒いで深夜までエンジンをかけっぱなしにしたり、社外で炊事やBBQをしたり、ゴミを放置して帰るなど。

 

このような行為は、本来の利用目的から逸脱しており、他の利用者に多大な迷惑をかけてしまいます。施設側も、こうした迷惑行為がエスカレートすれば、苦渋の決断として「車中泊禁止」の看板を出すしかなくなってしまうのです。

 

私たちキャンピングカー愛好家にとって、道の駅やSA・PAは大切な旅の拠点です。この素晴らしい場所を、未来もずっと利用できるようにするために、一人ひとりがマナーを守ることが何よりも重要になります。そのために最低限、テーブルやイスを出さない、夜中まで騒がない、エンジンは停止する、ゴミは必ず持ち帰ることを心がけて欲しいです。

 

最近はRVパークと言う施設があります。そこでは電源が取れたり、ごみを回収してくれるところもあります。金額もお手頃ですので、我が家でも最近はRVパークを多用しています。

 

車中泊は、自由で気ままな旅のスタイル。だからこそ、その自由を守るために、みんなで責任ある行動を心がけたいですね。

 

キャンピングカーのイラスト

先日、妻と子供が夏休みで10日ほど帰省していました。その間、自分は仕事があったので一緒には帰省できませんでしたが、久しぶりの一人暮らしでした。とは言っても、母が一緒に住んでいるので完全には一人暮らしではありませんが、二世帯住宅の我が家ではほぼ一人暮らしを満喫することが出来ました。

 

私の一人暮らし歴は結構長いです。学生時代、大学4年生で研究室に入ってから親元を離れ、大学の近くでアパート住まいを始めました。そして大学院修士課程を卒業するまでの3年間、一人暮らしをしました。

 

学生時代は時間があってもお金がありません。当たり前ですが、炊事・洗濯何でも自分でやりました。お昼代も少しでも浮かせるように自炊してお弁当も持って行きました。要は少ないやりくりの中で、飲み代を少しでも残しておきたかったのです。

 

大学卒業後、アメリカに留学しました。当初は大学の寮に入り、食事はカフェテリアでしていました。その後ホームステイを経て、学校の友人達とシェアハウスで生活を始めました。アメリカの学生は、当時から少しでも安く住むためのシェアハウスがあたりまえでした。そこではもちろん、炊事・洗濯等何でも自分でやりました。

 

特に食事は日本食が恋しかったので、いろいろと食材を買い込んで自分で和食を作りました。もちろんお米も炊きましたし、カツを揚げてかつ丼を作ったりもしました。外食で食べるよりかなり安く美味しくできたものでした。たまに友達におすそ分けして、和食を楽しんでもらいました。

 

帰国後就職して、しばらくは実家から通っていましたが、すぐに一人暮らしを始めました。帰国後の一人暮らしは10年以上続き、当時は何でも自分でやるのが当たり前で、普通にこなしていました。

 

しかし、気付くと結婚後は炊事・洗濯、特に洗濯はほとんどやって来ていませんでした。なので、今回久しぶりに家族が帰省している間、いろいろとやったのですが、まずどこに洗剤があるのか分かりません。洗濯機の使い方も迷ってしまう始末でした。食事も食材をどれくらい買ってくるのか、どの食材がどれくらい保存できるのか、明日や明後日の献立はどうしようか。完全に感覚が鈍っていました。

 

改めて思うと、結婚してから身の回りのことを全て妻に依存していたのだと気付きました。自分は外で仕事しているからと、家のことはすべて妻任せでしたが、これではいけないと思いました。

 

もし先に妻に先立たれたら…、変なことまで考え始める始末で、少しでも家事に手を出そうとの気になりました。それにしても、妻には感謝しなければなりませんね。いなくなって初めて分かる、当たり前が当たり前ではないことを。

 

今では、食器洗いや洗濯物をたたむ作業を率先してやるようになったのでした。

 

一人暮らしのイラスト(男性)

今年は戦後80年という節目の年です。先の大戦を終えてから、もう80年もの月日が流れました。この長い時間の流れの中で、戦争を直接体験した方々は、残念ながら年々少なくなっています。それに伴い、テレビやメディアで戦争の記憶を語る機会も減ってきているように感じます。

 

しかし、今私たちはもう一度、日本の歴史と戦争について真剣に考えなければならないのではないでしょうか。戦後80年が経ち、戦争は私たちにとって、教科書の中の出来事、あるいは昔の映画やドラマの中の世界のように感じられるかもしれません。しかし、それは決して過去の遠い話ではありません。私たちが今享受している平和な暮らしは、多くの犠牲の上に成り立っているという事実を忘れてはなりません。

 

日本は世界で唯一、原子爆弾を投下された国です。広島と長崎に落とされた原爆の悲劇は、言葉では言い表せないほどの苦しみと悲しみをもたらしました。その記憶は、単なる歴史の一ページではなく、私たちが核兵器の恐ろしさを世界に訴え続けるための、かけがえのない教訓です。

 

「戦争を知らない世代」が増えることは、ある意味で平和の証かもしれません。しかし、同時に、戦争の悲惨さや核兵器の脅威に対する感覚が鈍くなってしまう懸念も抱えています。世界では今もなお、各地で紛争や戦争が起きています。これらの出来事を「遠い国の話」と捉えるのではなく、自分たちの問題として捉えるためにも、私たちは日本の歴史を学び、戦争の記憶を風化させない努力を続ける必要があります。

 

今年3月、家族で長崎へ旅行に行きました。その際に長崎原爆資料館を訪れました。どうしても子供たちに戦争や原爆の悲惨さを教えたかったのです。折しも、昨年の2024年に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞した後でしたので、特別展示もありました。

 

思いのほか、子どもたちは真剣にその展示を見ていました。外国人観光客(米軍関連の人たちなのでしょうか?)も多くいたのが印象的でした。子どもたちは、「外国の人たちも興味があるんだ」と感じたようです。その後平和公園まで散歩し、平和記念像を見てきました。

 

先日8月9日、被爆80周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典をテレビで見ました。数カ月前に訪問した場所が映し出されていて、子どもたちもすぐに画面に見入っていました。そして、一緒に黙とうをささげ、戦争が如何に悲惨で何も生み出さないかを話す機会が持てました。

 

戦争の記憶を次世代へ語り継ぐことは、私たちの使命です。私たちは、日本の歴史を知り、戦争の悲惨さを心に刻むことで、改めて平和の尊さを感じ、核兵器廃絶への思いを強くすることができるはずです。

 

このブログを読んでくださった皆さんと一緒に、改めて平和について考えていけたら嬉しいです。

 

平和祈念像のイラスト

人は誰も優しい人になりたいと思っています。そして、「優しい人だよね」と言われる人は、たいてい穏やかで、誰にでも笑顔を向け、相手を否定しないように見えます。怒らず、傷つけず、波風を立てない。そんな優しさは、誰から見ても分かりやすく、好かれやすいものです。

 

でも最近、自分はこう思うようになりました。本当の優しさとは、もっと静かで、もっと深く、そして時に“厳しいもの”なのではないかと。

 

誰かが間違った方向へ進もうとしているとき、心の中で「それは違う」と分かっていながら、あえて何も言わずに見過ごしてしまう。それは“優しさ”でしょうか?その人を傷つけたくないから黙っている。確かにその気持ちも分かります。でも、本当にその人のことを思っているなら、たとえ嫌われても伝えるべき言葉があるはずです。

 

本当に優しい人は、叱るべきときに叱ってくれます。それは感情で怒るのではなく、相手の未来を信じているからこそ言う「厳しいひとこと」です。目先の関係がぎくしゃくすることを恐れず、長い目で見てその人のためになることを選ぶ。その姿勢には、覚悟と誠実さがあります。

 

親子の関係って本来はそういうことではないでしょうか。最近、親子が友達のような関係だと、自慢話のように聞くことがありますが、親子関係って本来は友達関係ではないはずです。例えで言っているだけで、親がちゃんと親としての役割を果たしていれば何の問題もありませんが…。

 

また、本当に優しい人は、「相手のために何かしてあげた」とは言わない人です。気づかれなくても構わない。見返りがなくても構わない。ただ、そっと支えてくれる。優しさをアピールしない、静かな優しさこそ、本物なのではないかと思います。

 

そして本当の優しさは、ときに「冷たく見えること」さえあります。たとえば、あえて距離を取る。手を出さない。それは突き放しているのではなく、「その人が自分の力で立ち上がる時間」を信じて待っているのです。

 

こうした“本当の優しさ”は、表面的には分かりにくいものです。気づかれずに終わってしまうこともあるし、誤解されて「冷たい人だ」と思われることさえあるでしょう。それでも、その人が本当に優しい人であることは、時間が経ってから分かるものです。

 

あるいは、人生がうまくいかなくなったとき、ふとした瞬間に「あの人が言ってくれた言葉は、本当だったんだ」と気づくこともあるでしょう。優しさとは、決して“楽をさせてくれること”ではなく、“その人が自分の力で人生を歩めるようにすること”ではないでしょうか。

 

これはとても難しく、エネルギーの要ることです。だからこそ、本当に優しい人は少なく、そして尊いのはないでしょうか。自分はまだまだその領域になっていないと思います。本当の優しい人になるべく精進が必要ですね。

 

真剣に子供を叱るお母さんのイラスト(躾)

毎年夏になるとスーパーや街角でよく見かける「土用の丑の日」の文字。うなぎを食べる日としてすっかり定着していますが、その由来や本当の意味をご存知ですか?

 

まず、「土用の丑の日」と「うなぎ」は、もともと直接的な関係はありませんでした。土用とは、季節の変わり目を示す雑節の一つで、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間を指します。年に4回あり、それぞれ「春の土用」「夏の土用」「秋の土用」「冬の土用」と呼ばれます。

 

そして「丑の日」とは、十二支の丑(うし)のこと。日付を十二支で数えていくと、土用の期間中に「丑の日」が巡ってくる、というわけです。つまり、土用の丑の日は、年に複数回あるんです。しかし、一般的に私たちが「土用の丑の日」として認識しているのは、夏の土用の期間にある丑の日で、今年は7月19日(土)と7月31日(木)の2回です。

 

では、なぜ夏の土用の丑の日だけが、これほどまでにクローズアップされ、うなぎと結びついたのでしょうか?実は、この習慣を広めたのは、江戸時代の有名な学者である平賀源内だと言われています。彼が相談を受けたのは、夏にうなぎが売れなくて困っていたうなぎ屋さん。「夏場にうなぎが売れるようにするにはどうしたら良いか」と尋ねられた平賀源内は、店の前に「本日丑の日」と書いた張り紙を出すことを提案しました。

 

「丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏バテしない」という当時の風習と結びつけた、現代でいうところのキャッチコピーなのです。このアイデアが見事に当たり、うなぎ屋は大繁盛。これがきっかけとなり、「土用の丑の日にはうなぎを食べる」という風習が、日本中に広まったとされています。

 

平賀源内のアイデアにもあったように、土用の丑の日には「う」のつくものを食べると良いとされていました。これは、丑の日の「う」にちなんでいるだけでなく、暑い夏を乗り切るための昔からの知恵でもあります。

 

うなぎの他にも、昔から食べられてきた「う」のつく食べ物には、以下のものがあります。

 

梅干し(うめぼし): 疲労回復や食欲増進に効果的。

瓜(うり): きゅうり、スイカ、メロンなど。体の熱を冷まし、水分補給にも役立ちます。

うどん: さっぱりと食べやすく、消化にも良い。

 

もちろん、うなぎには豊富なビタミンA、B群、Eなどが含まれており、栄養満点で夏バテ防止には最適です。でも、もしうなぎが苦手だったり、少し予算が…という場合は、これらの「う」のつく食べ物で夏を乗り切るのも良いでしょう。

 

今年の土用の丑の日には、うなぎを食べましたか。そして食べる予定はありますか?今年は昨年より少し安いようですが、昨今の物価高の影響でやはり高価ですよね。そんなときは、うなぎではなく、他にスタミナのあるものを食べて、今年の猛暑も乗り切って行きましょう!

 

うなぎのキャラクター