先日面白いことを聞きました。海外に行った時、何も話さないで顔だけ見た時に、自分は何人(なにじん)に見えるかって話をしていました。中国に行った時に、自分はモンゴル人に似ていると言われたので、「自分の遠いご先祖様はモンゴルから来たのかもね~っ」なんて話していたら、ある人が耳垢で縄文人か弥生人かが分かるって言うのです。
そこで調べてみたらビックリ。何と耳垢のタイプが縄文人や弥生人の遺伝的特徴と関連していることは、主に遺伝子研究と古代DNA解析によって学術的に証明されているのです。耳垢の乾湿は、ABCC11遺伝子のたった一つの塩基(DNAの構成単位)の違いによって決定されることが、2006年に日本人研究者によって発見され、科学雑誌『Nature Genetics』に報告されました。
耳垢には、カサカサした乾性耳垢と、ベトベトした湿性耳垢の2種類があり、この違いはABCC11遺伝子という一つの遺伝子の違うのだそうです。そして、その違いで縄文人と弥生人の区別が出来るのだそうです。しかし、そもそも縄文人と弥生人の違いって何でしょう。
縄文人は日本列島に古くから住んでいた人々(古モンゴロイド)で、湿性耳垢の割合が高かったと考えられています。アイヌの人々は縄文人の直系の子孫と考えられており、湿性耳垢の割合が高い傾向があります。
弥生人は大陸から渡来してきた人々(新モンゴロイド)で、乾性耳垢の割合が高かったとされています
現代の日本人は、縄文人と弥生人の混血が進んだため、両方のタイプの耳垢を持つ人がいます。一般的に、日本人の約70%が乾性耳垢、約30%が湿性耳垢だと言われています。
と言うことは、自分は耳垢がカサカサしているので弥生人だと言うことが分かりました。そして、弥生人は大陸から渡来してきた人々(新モンゴロイド)なので、自分の祖先のルーツはモンゴル人である可能性が高いことが分かりました。
耳垢のタイプは、世界の人種によっても分布に大きな違いがあるのだそうです。ヨーロッパやアフリカの人々では、90%以上が湿性耳垢で、東アジアの人々、特に日本人や中国人、韓国人では、乾性耳垢の割合が高いのだそうです。
面白いですね。今後友人に会った時に、耳垢の種類を聞いて、縄文人か弥生人かを教えてあげてはいかがでしょうか。




