インドに行っていました1 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

たまたま海外出張が重なっています。なのでこのブログがいささか旅行記のようになっていますが、こんなことはめったにありません。せっかくなので今回訪問したインドの状況を自分なりにお伝えしたいと思います。

 

今回は視察旅行でバンガロールとデリーに行きました。今回は埼玉同友会の会員企業さんに連れてきてもらったため準備らしい準備をしなかったので、インドの事についてほとんど知らない状況で来てしまいました。バンガロールは暑いですが湿度が低くとても過ごしやすかったです。また、あまり空気も汚れていなく、「これがインドなの?」と言う感じでした。しかし、後々色々とインドの洗礼を受けるのですが…

 

まず、日本人のステレオタイプだと思いますが、インドの空港に降りるとカレーの香りがすると思っていました。ところが、バンガロールの空港を降りても全くカレーの臭いはせず、空気も非常にきれいでした。空港はとても広くてきれいで、良い意味で期待を裏切られました。

 

バンガロールの街中はやはり東南アジアの国々と同様に喧騒としていて、非常に活気にあふれています。これは良い表現で、実際は車のクラクションはうるさいし、交通ルールはどうなっているか、譲り合いなどは全くない状態です。でも、不思議と違和感はありません。みな何となくバランスを取っていて、上手くやっている感じです。

 

中国や東南アジアの国々を旅したことがありますが、インドでの大きな違いは看板がほぼすべて英語で表記されています。もちろんヒンズー語と併記されているところも多いのですが、全く読めないことがないことに気付きました。また、こちらの人は英語が話せます。インド訛りで聞き取り難いですが、ホテルやレストランなどでは英語での会話が普通にできました。

 

バンガロールでは現地商工会議所と現地の日系企業、現地のベンチャー企業を訪問しました。商工会議所では大歓迎されて、短い時間内でしたが多くの現地企業の代表者と名刺交換を行いました。インド企業は日本の技術を高く評価していて、日系企業に対する信頼も厚いです。一緒に仕事しようとかなり前乗りですが、お互いにWin-Win関係を築くのには十分な検討が必要だと思われます。

 

一方でインドと中国の関係は思ったより悪いです。現在インドにいる外国人は中国人が最も多いそうですが、現在中国人にはビザがほとんど発給されないそうです。また、中国製品に対してかなり高い関税をかけています。なお、日本との貿易関税は2国間取引でゼロなのだそう。結構露骨な中国排除が感じられました。

 

次回に続きます。