アメリカの空から(その3) | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

この学会は毎回ホテルのボールルームで行われます。今回はダウンタウンにある歴史的なホテルが会場でした。これまでは学会会場のホテルに宿泊してきましたが、今回は学会の割引があっても非常に高かったので、そこから離れたできるだけ安いホテルを探して宿泊しました。

 

ホテルからは毎日歩いて行ける距離でもないため、毎朝Uberを利用しました。タクシーを呼んでも良いのですが、Uberの方が早くて安いのです。それでも10分くらいの距離で安くても2,500円くらいかかります。日本から同行した人たちと同乗したので、一人当たりで割れば大したことありませんが、一人できていたらこれもかなりの出費になっていたと思います。

 

こちらの食事事情ですが、今回宿泊したホテルの近くにはレストランがありません。少し歩くとマクドナルドがあるくらいですが、自分は行きませんでした。同行した人がマクドナルドに行ったのでどうだったか聞いたところ、ハンバーガーのセットとシェイクで1,500円以上して会社で決められている予算をオーバーしてしまったそうです。

 

この調子ですので、ダウンタウンのレストランで食事するとかなり食費がかさみます。ランチを食べに行って、チキンバーガーとカクテルを一杯頼みましたが、軽く5,000円以上かかりました。ちなみにこれはチップ込みの価格です。アメリカのレストランでチップを払わないのは失礼な行為になりますので、余程サービスが悪くない限り支払うのがマナーです。チップは15~20%と言われていましたが、今では20%が最低ラインのような話を聞きました。

 

ホテルには自販機がなく、ロビーでお水やジュースが買えましたが、一般より高めの設定です。ちなみに500mlの水が2ドルですので約300円です。そこでホテル近くのスーパーまで歩いて買い物に行って来ました。5分位なので歩ける距離ですし、明るい内であれば危なくもありません。物にもよりますが、6年前と比べて10~20%ほど物価が上がっている感じがしました。しかし今回は為替レートが6年前と大きく異なります。すべてが日本の2倍から3倍の価格という感じでしょうか。

 

今回、本当に日本が貧しくなってしまったなと実感しました。物価が安いことは良いことのように感じますが、これが何十年も続いて外の世界が経済発展を続けた結果がこれです。今、政府はそれを急に回復させようと物価を上げる政策や、輸出産業およびインバウンドに力を入れようとしていますが、人口減少のステージにある日本が果たしてどこまでできるのでしょうか。日本の将来が本気で心配になります。

 

※ちなみに写真は空港での価格です。