バーチャル・ロック喫茶 くじら亭 -14ページ目

ヨーコ再発見

ジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」を久々に聞いたら、オノ・ヨーコの曲がよいのに驚きました。

いまさらですけど。



この作品は、ジョンとヨーコの曲がほぼ交互に収録されていて、これまでは、当然のようにヨーコの曲は飛ばしてきいていたわけです。


しかし、久々に通して全部きいたら、驚きました。




メロディは、ジョンの曲が圧倒的。

歌も、そう。



そういう面では、ヨーコの曲は、まったくジョンにかなわないけど、異質さという点では、圧勝。


「Kiss,Kiss,Kiss」なんて、アヴァンギャルドというのか、最後のほうの声も異様ですごいけど、リズムに言葉をのせただけで突っ走る感じが、怖いです。


一方で、演歌のような曲もあれば、妙にきれいなバラッドみたいな曲もある。


この作品が出たのは、80年で、英米ともにニューウェーブの時代。

その影響だと思うのだけど、若い者には全く負けてない。



ビートルズのメロディックなところが好きな人は、ヨーコの曲は理解できないでしょうねぇ。

しかし、先進性が好きな人は、ヨーコもいけるでしょう。



それにしても、ジョンの曲の合間にヨーコの曲があるのは、やっぱり、違和感あります。



ちなみに、今日は、トーキングヘッズのリメインインライトを聞いた後にこのCDを聞きました。


そのせいもあるかも。

はっきりいって、ジョンの「ビューティフル・ボーイ」なんて、ちょっと、ぬるい感じで、聞いていられずに、飛ばしてしまいました。(ジョン、すまん。)



店主



Argybargy / SQUEEZE (1980)

Argybargy / SQUEEZE (1980)



バーチャル・ロック喫茶 くじら亭


昨年後半から、スクイーズにはまっていて、年明けに買ったレコードです。


これは、彼らのサードアルバム。やっぱり、メロディの良さが際立ちます。


それと、この、適度な勢いの良さ。行きすぎないし、もたもたしない。
ツボを抑えています。


歌はけしてうまくないと思うのですが、その、自然な感じの歌声が、らしさなのでしょう。

スクイーズは、デビュー時期などから、コステロやXTCの仲間かと思っていたのですが、それは、かなりあっていると思います。


この簡潔なポップソングは、同じ流れにあると思います。


ただ、コステロやXTCと違うのは、毒気がないこと。

たぶん、いい人たちなんだと思います。

さっぱりしすぎている。
そこが、物足りないと思う人もいるかもしれません。


が、それが、魅力なんだと思います。
アンディ・パートリッジやコステロの偏屈さや、こだわりは、人によっては暑苦しいと思うのです。




軽い?
そういうことかもしれません。でもね、このメロディですから。簡単には振り切れません。


内ジャケに写っているメンバーは笑顔です。
この笑顔は、アンディも、コステロも、絶対にないでしょう。




他のアルバムとの比較は十分にできませんが、はずれの曲はないです。
どれもアップテンポで、あっという間に終わります。



ジャケットの手抜きな感じは、時代でしょうか。
ポップアートまがいです。



タイトルのargybargyは、言い争い、とか、口論、という意味だそうです。


いろいろ書きましたが、結局、好きな作品です。




店主

Don't stop the world / DEAF SCHOOL (1977)

久しぶりのブログは、ディスクレビュー。


------------

Don't stop the world / DEAF SCHOOL (1977)



バーチャル・ロック喫茶 くじら亭


扉に挟まれた男の人の顔が、とても痛そうで、一度見たら忘れられないジャケットです。


ひねりのあるメロディに、センス良く小技がきいていて、スマートでかっこいい。



男女ボーカルなので、彩りも豊かです。
男性の、しゃがれ声と、女性のちょっと高貴な声のギャップがおもしろい。


荒い演奏は、パンクの影響でしょうか。しかし、下手なのではなく、わざと、荒くしている感じです。
できる人たちなんだと思うのですが、その、テクニックとか、頭の良さみたいなものが嫌味っぽくないところがすばらしい。



名曲と言われる「タクシー」(Tr.9)は、曲そのものは確かにかっこいいのだけど、途中、セリフが入ったりします。

ロックの曲で、途中にセリフって、かなりダサいような気がしますが、ぜんぜんそうじゃない。

ダサいとかっこいいの間のところで、ギリギリかっこいいほうに止まっている感じ。


この微妙なバランスが魅力でしょう。


ラストの「オペレーター」(Tr.10)は、アルバムのエンディングを告げるようにゴージャスなコーラスで盛り上がります。
トータルアルバムなのかもしれません。全10曲で31分強というトータルタイムも、早くて良い。



ジャケットのイメージと、リリース時期から、もっと激しい音をイメージしていたのですが、激しさよりは、スマートさを感じさせる、イキな作品でした。


「世界を止めるな」というタイトルは、やけくそ気味ですが、この音だから、いいのでしょう。パンクだったら、ダメだと思います。



アートワークも含め、かなり好きです。あたりです。


ちなみに、デフ・スクールのリーダーのクライブ・ランガーが、コステロの「パンチ・ザ・クロック」などのプロデューサーであることが縁で聞きました。





店主