これまで綴ってきたように
私の「実家を片付けるきっかけ」を
一言で言うなら、
「高齢で一人暮らしが難しくなった母が
近くの老人ホームに入所したため
実家が空き家になったから」です。
実家の片付けをするタイミングは
もっと以前からあったように思います
・親が定年後、今の実家を新築したとき
（約20年前、両親は私の生家から40km
程離れた今の土地に引越しました）
・母が骨折して入院したとき
・父が病に倒れたとき
・父が亡くなったとき
・帰省する度に物が増えて散らかってきた
と感じたとき
早ければ早いほど、
時間に余裕がありますし、
何よりも持ち主である
親と一緒に片付けることができます。
親の家は、親のもの
私のものではありません
時にはぶつかったでしょうが、
何よりも片付いた部屋で
親が心地よく、
安全に暮らせたら一番です。
離れて暮らす私にとっても
安心だし、心配が減ります。
私がもっと優秀で親孝行な娘だったら
きっとそうしたでしょうが 笑
でも実際、
親が実家で生活している時に
片付けは全くできませんでした。
というか、しませんでした。
年に1～2回しか帰らないのに
その時わざわざ喧嘩になるようなこと
しなくてもね、と思っちゃいます。
自分の家もよう片づけないのに ｗ
ま、逃げ です。
親とも家とも正面から
向き合うのが怖かったんです。
母はよく
「私が死んだらどうせ全部捨てるんやろ
だから生きてる間は私の好きにさせて」
と言っていました。
物のない時代に生まれた母にとって、
自分たちで建てた理想の家を
たくさんの物で埋め尽くしていくことが
豊かさと幸せの象徴だったのではないかと
思います。
なんで好きにしてもらってました
親子といっても、
それぞれ別々の生活があるし、
お互い元気でがんばれるうちは
それでもいいと思うんです。
私だって、もし自分の息子に
「いつ使うん？」
「なんで片付けられないん？」
「そんなん捨てたら？」とか
なんてゴチャゴチャ言われたら
意地でも何も捨てません w
今、自分の息子には
つい言っちゃいますけど 笑
誰も実家に住まなくなったとき
これが私の最初で最後のタイミング
実家を空家のまましばらく
置いておいても
まぁ良かったんですが、
（実際、あまりのものの多さに
どうして良いかわからず、、
そのまましばらく鍵かけて放置
しようかと思いました 笑）
この先、両親が亡くなってしまった後に
実家に戻って一人で遺品整理をしている
自分を想像すると恐ろしくなりました。
家中を埋め尽くす物、もの、モノ、、
今の私にとっては一見ガラクタにしか
見えないものたちも
遺品になった途端に想い出の品になって、
何一つ自分の手では捨てられなく
なってしまうのではないかと
そうなったら、
整理業者か便利屋さんにまるごと
頼めばいっか
ただ、今母は生きている
だから母が生きているうちに
自分の手で片づけよう
このガラクタの山を一つづつ崩しながら、
私の家族一人ひとりが何を思い、
どう生きてきたのかを知っていこうと
そしたらきっと
今の自分を創っている
根幹の部分も見えてくるんじゃないかと
1番わかりにくい
自分自身のことも知るために ^ ^
家中に混ざり合っている
ガラクタも宝物も
一つずつ封を開けて
宝物が見つかる度に
母に手渡ししよう
そして
これを買ったときには
こんなことがあったね
という話を母としよう
と決めたのでした。
母がいつまでも元気で長生きして
くれますように
実家の片付けのスタートです！
※イメージです
★私の自己紹介の記事はこちらです
→ はじめまして
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