引越しまでに片付けたのは
「もの」だけではなく
たくさんの「片付けなければならないこと」がありました。
・母の住居となる介護施設探しと入所手続き
・ケアマネさんとの打ち合わせ、引き継ぎ
・居宅介護支援事業所との契約終了と清算
（デイサービス、介護サービスの解約）
・介護用品のレンタル解約と新規契約
（同じ歩行器を引越し先の支店で再契約）
・かかりつけ医に健康診断書、
診断状況提出書の依頼
・預貯金、株式、保険などの住所変更と
家族登録
（引越し先に支店のない）地方銀行を解約
・市役所での転出手続き
（住民票、後期高齢者健康保険、年金、
介護保険、身体障害者手帳など）
・郵便物の転送手続き
・生協、新聞、通販（定期購入）の解約
・DMなどの停止連絡
・引越し時の車イス用介護タクシー
JR西日本 車イス介助の申し込み
（乗り換えの各駅へ）
など
とにかく今の状態のまま
母を一人にしておくのは心配
なので、とりあえず
引越しの日を3月27日、28日に決めました。
（住む場所も決まってないのに！）
なぜこの日にしたかは、
今月主人の連休をとれる日が
ここしかなかったからです。
一人で未就学児の手をひいて、
車イスを押すのには手が足りません。
引越しの日は、子供を主人にまかせて
私一人で母を迎えに行くことにしました。
息子の卒園式と小学校入学式の間の
春休み中に
「やれることは全部やってしまおう」
この時はいっぱい、いっぱいでした。
入学したら２週間は給食も始まらず
毎日午前中に下校します。
小学校に慣れるまでは、
「いってきまーす」
「ただいまー！楽しかったよ」と
いう息子を玄関で見守ってあげたい
忘れ物も宿題も心配だし！ ^ ^
当然、春休み息子と一緒に
鉛筆や筆箱を選びに行く余裕はなく
泣く泣く全部パパにお買い物メモを渡すママ
「安くてかっちょいいの
ちゃんと買うてきてや～」 w
たくさんの
片付けなければならない「こと」の中で
一番困難を極めたは
「母の説得」でした。
「わかったよ、
あんたの言う通りにするわ」
「あんたらの家の近くにしてね」
と言ったかと思ったら、
「風邪治って元気になったから
やっぱ行くのやめとくわ」
「鳥カゴみたいなとこ引越すんか」
と電話するごとに態度の変わる母
そりゃ、86歳にもなって
新しい知らない土地で暮らすなんて
不安だよね。
せっかくこんな大好きな家があるのに、
窓の小さな真っ白い部屋に引っ越すなんて
いやだよね。
「でも自分がブレたら
母はもっと迷う」
自分にそう言い聞かせて
手続きを淡々と進めます。
私が何回日帰りで帰省して説得しても、
ハッキリ首をたてに振らなかった母を
おとしたのは、
卒園式を無事に終えた6歳児でした。
「ママ最近ずっと忙しいね、
ぼく一緒に行って手伝ってあげる」
そう言って、めずらしく
息子が一緒に実家についてきたのは
引っ越し予定の一週間前。
（いつもは 「ぼく家で
ゲームして待ってるから
ママいってらっしゃ～い」
というドライ派）
「おばあちゃん、
ぼくがいいところ探してあげるから
近くにおいでよ」
「いっぱい遊びに行ってあげるから」
「ばあちゃん、行くな～
○○くんよろしくね♡」
孫の力強し、
イチコロでした 笑
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