頭痛フォーラム2011


注目の話題は医師の演題ではなく、薬剤師さんが発表された内容です。



『セルフディケーションの今 ドラックストアにおける市販鎮痛剤の使用実態 』


簡単に言えば鎮痛剤の使用実態をお話していただいております。



市販解熱鎮痛剤の市場は年間500億円もあり


頭痛や生理痛で悩まれている患者さんは解熱鎮痛剤を常備薬として購入されていることが

伺われます。


薬のセイジョー加盟店は首都圏を中心に312店。


解熱鎮痛剤の販売個数は日本全国で7000万個/年販売されており、


セイジョー店舗全店での解熱鎮痛剤販売は80万個/年販売されているそうです。



鎮痛薬を年間7個以上購入する方はセイジョーの会員で約8000人


(セイジョーの会員での購入)+(一般で購入)=推定174000人もヘビーユーザーがいるそうです。


その結果、1店舗に月5名ヘビーユーザーがいるとのこと・・・・・


そこで私が独断で考えますと???


マツモトキヨシ、ヒグチ薬局、ツルハドラック、トモズ、・・・・・・など
他の薬局も入れれば潜在的に大変な数の鎮痛剤内服ヘビーユーザーがいるわけで・・・・・・


安易かもしれませんが、東京には約5800軒もの薬局があり


もしセイジョーと同じくらいの鎮痛剤へボーユーザーがいるとすると、

単純計算でも29000人の鎮痛剤ヘビーユーザーが東京にはいると推定できます。


全国にいたっては約53000軒の薬局があり、265000人の鎮痛剤ヘビーユーザーがいると推定されます。



頭痛学会の竹島先生曰く、頭痛の0.8%は薬物乱用頭痛であるとお話をされておりました。


慢性頭痛の患者さんは3000万人いるといわれており、その中の0.8%と考えると240000人となり、

私が推測している患者さんに人頭痛と近い人数となりますね・・・・・・・



いずれにしても困ったものです!!(・_・;)



鎮痛剤など多く飲まれると中にはブロムワレリン尿症 なぞ引き起こす可能性もあります。


他に鎮痛剤は抗プロスタグランジン作用があり末梢循環が抑制され、


長いこと内服していると動脈硬化や高血圧に結びつく可能性があります。


行政による薬剤の適正なる規制や、薬剤師のさらなる介入、頭痛専門医への受診することの

啓蒙活動が必要と考えます。


しかし、国の方針として、今まで医師の処方がなければ

内服できなかった。ロキソニン(解熱鎮痛剤)を今年の1月から同じ薬品内容で

ロキソニンSとして薬局から販売されることとなったことは頭痛治療をする側としては

解熱鎮痛剤の使用を規制をするではなく規制をゆるます方向になり

薬物乱用頭痛の増加や頭痛治療への妨げとなることが心配です。



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頭痛ファーラム2011に参加してまいりました。


会場は東京 グランドプリンス新高輪 国際館パール


収容人数1500名は可能


混雑が考えられたので朝早めに現地へ・・・・・・


      
       頭痛からの扉


会場3分前に到着してみたのですが、

、全国から頭痛に興味がある先生方が一同に集まるわけですので、

巨大な会場でありながら、頭痛専門医以外の先生方も大勢来られ受付

はごった返しております。



急いで巨大スクリーンが観られる場所へ移動。

巨大スクリーンは3つあり真ん中の最前列は今回、講演される先生方の席、


会場内はどんどん席が埋まって参ります。(焦り)


私もスクリーンそばに陣取り準備を・・・・・・




      
      頭痛からの扉


時間となり、頭痛学会理事長、坂井先生の講演となりました。


頭痛に対する真摯な姿勢と我々頭痛診療をしている医師の立場を

踏まえ頭痛というし疾患を社会全体でサポートしより良い医療形態

と社会を形成する公演、いたく感銘いたしました。


また、研究面においても片頭痛のさらなる解明をされており、

先生の講演は大変勉強になりました。


その後も、数々の演題がありその中でも

池田脳神経外科医院 院長:池田先生

のRCVS(Reversible cerebral vasoconstriction syndrom:可逆性脳血管攣縮症候群)

と近年多く発表されている病気のお話をされておりました。



池田先生とはまだご挨拶もしておりませんが、ブログをされていて頭痛のことについて非常に

熱心に書かれております。(頭痛日記

情報交換会でもご挨拶はできませんでしたが、何らかの機会がありましたら是非お話をさせて

いただきたいです。


他の演題でも『薬のセイジョー』(薬局の薬剤師さんからの発表があり私自身、質問をしようとしたのですが、

時間と目立たなく手を上げたためスルー・・・・・・仕方なし・・・



内容については後日話するにしても、薬物乱用頭痛の患者さん薬剤師の先生からみても

多くいるようです。どぎゃんしなければ!!!と思えるお話でした。

つづく・・・・・・・・・・・・・・・・・



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私たち頭痛治療をしていますと患者さんの情報を共有するには問診票、頭痛ダイアリー、頭痛パンフレット

などを用います。


以前、“頭痛に関してのチェックシート” についてお話させていただきました。



頭痛治療を行っていて患者さん自身どの程度頭痛が改善しているかははっきりしないです。



『最近頭痛が多くなってきた。』

『治療をしていてなんとなく良くなってきたみたい。』


など、はっきりとしないことがあり、そのため頭痛ダイアリー

を記載していただき、頻度、程度、期間、頭痛の原因などなど患者さんと医師が供

に情報を共有して頭痛と前向きに向い対応してまいります。



初めてですと、どうしても慣れず長続きしないことがありますが、

頭痛を向かい合うには非常に大切です。



患者ご自身もこんなに頭痛があったとか、頭痛がどんなときに起きるか、

など色々分かるとともに、治療を始めてどの程度頭痛が少なくなったか、

治療薬はどの程度効果があったか、など私たち医療従事者にとっても

治療の指標となります。



慢性頭痛で悩まれている方は是非、頭痛ダイアリー をつけてみてください。


受診せずとも自分の頭痛を理解するこもにも非常に約に立つと思います。




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