私のところに受診される方はの多くは長年頭痛で悩まれている方だったり、頭痛が以前よりあったが症状が

強くなってきたから受診される方、ほかの医療機関で鎮痛剤などを出されていたが、しっかりとした頭痛診断を

受けていないので受診される方など様々な事情で来院されます。


先日、私のところにこられた患者さんは頭痛症状が強くなってきたため受診されました。

頭痛診断後、頭痛治療(頭痛治療薬、頭痛予防薬)を行ったところ頭痛症状が無くなり非常に喜ばれました。

後で聞いたところ50年間も頭痛で悩まれたそうで、


『もっと早く先生のところに来てればよかった』 


と言われ、私自身、診療をしていて非常に嬉出来事でした。


頭痛外来をしていると、以前医療機関を受診されしっかりと頭痛診断を受けている方は1割にも満たないです。


たとえ、頭痛診断を受けていても、初診時 緊張型頭痛と診断された内、74%の方は片頭痛であるとい言われています。


日本はWHOの認める医療水準が世界で一番よい国といわれておりますが

慢性頭痛の一次性頭痛である緊張型頭痛や、片頭痛、群発頭痛についてはいまだに医療サービスが

国民に行き届いていないことを実感しています。


(無論、命に直接結びつく頭痛は日本においては診断も治療成績も世界に誇れる医療を提供しており、その点では世界トップクラスといえます。)










東日本大震災があり、多くの方々が傷つき、お亡くなりになり、

医師の端くれとしてなにかお役に立てないかと、自分の立場や環境から

できることはしてまいりました。

そのため、ブログをお休みさせていただきました。

少しでも、頭痛で悩まれている患者さんによい情報や、お話を書ければと思っております。


まもなく、第39回日本頭痛学会総会も開かれ、私も演題を出し頭痛治療に専念したいと思います。



東北地方太平洋沖地震が起こって2週間になろうとしております。しかし、原発などまだまだ予断をゆるさない

状態が続いております。


東北地方太平洋沖地震につきましては、被災されている方々、現地で救援や医療を支えている方々に

本来ならばDMATもしくは災害医療チームの一員として私自身、現地に参りたいのですが、

今の私の環境ではそうもいかず、日々のニュースを聞くたびに何か出来ないものかと考え医師会の

呼びかけで薬を現地に送るなどのことだけですが、出来る範囲で行動をさせていただいております。


地震発生当初、救援活動に参加した救急救命の私の後輩からの話を聞くと、現地は惨憺たるもので、

被災者の方々は無論ですが、医療スタッフも消耗しきっており物・人のない中十分な医療を提供できず、

精神的にもかなり厳しい状況とのことです。

日に日に精神的ストレスが強くなっており診療をしていても

地震後の後遺症ともいえる。“地震酔い”や“地震後の不安障害”など頭痛以外にも私のところに訴えて

来られる方がおられます。


救急医としては第一線を離れましたがそれらの方々を日々診療してまいりたいと思います。



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