今日は市販薬についてお話したいと思います。


毎日のようにTVのCMで頭痛薬、鎮痛薬の宣伝を見ますが、頭痛外来をしているとこれらの薬を多く飲まれている患者さんが非常に多いことを実感します。


その中でイブAかナロンエースが非常に多いです。


片頭痛の患者さんはどのタイミングで飲めば効くなど分かる方もいますが、頻回の頭痛がありそのつど市販薬を多く飲んだり、頭痛発作が怖いからといって予防的に飲んでいると薬剤乱用頭痛に進みます。


診察をしていると『頭痛がひどいのでイブAを1日6錠飲んでいます』とか、『イブAとナロンエースを2錠ずつ飲んでいる』と語る患者さんもおられます。


私の家の近くの薬局に行くと薬剤師さんの棚に頭痛薬があるのではなく普通の棚に置いてあり患者さん自身が取りやすい様になっています。


全ての薬局が普通の棚に置いてあるとは思いませんが、手軽に鎮痛薬が手に入ることで薬剤乱用頭痛の患者さんを増やしていると思います。


市販薬を飲むことは自己責任になりますが、もう少し薬剤師さんとのコミュニケーションをしてほしいと望むばかりです。






人気ブログランキング

今日は緊張型頭痛についてお話します。


『肩が張って頭痛が生じる』、『無理な姿勢をしていて締め付けられる様な頭痛がある』など緊張型頭痛はストレスと密着して出現します。


肩こりという英語はないことから肩こりは日本独特の表現の仕方で、夏目漱石が初めて使ったとされています。


夏目漱石が肩がこるという前は“肩が張る”という言い方をして夏目漱石の『門』で初めて

『指で押してみると、首と肩の継ぎ目の少し背中へと寄った局部が、石のように凝っていた。』

と語っています。


肩こりからくる頭痛とよくいわれますが、ストレスや無理な姿勢、精神的要素がかかわった頭痛といった方がいいのかもしれません。


治療方法は薬物療法と運動療法(ジャミラ体操)←(私が勝手に命名しました。)や水泳の背泳ぎもお薦めです。



人気ブログランキング

頭痛といったら『くも膜下出血』を思い浮かべる方が多いかもしれません。


頭痛の診察をしていて頻度はとても少ないのですが、遭遇するのが、危険な頭痛であるくも膜下出血。


この病気は歩いて受診される方もいれば、瀕死の状態で救急車でこられる方など色々あります。


症状としては突然来る激しい頭痛を訴える患者さんは危険です。


頭痛の痛みを感じる程度は人それぞれですがバットで殴られた様な突然の激しい頭痛は本当に要注意です。

くも膜下出血は1/3が脳外科のある病院を受診し、1/3が一般の病院、1/3がその場で亡くなられると言われています。


運よく脳外科のある病院に行ってもその中の1/3しか社会復帰が出来ない病気でもあります。


この病気は出血源をたとえ手術で治療してもその後、血管攣縮などや色々な合併症を越えなければなりません。


あまり過度に言うことも良くないですが、突然来た激しい頭痛の時は救急車を呼びましょう。






人気ブログランキング