頭痛といったら『くも膜下出血』を思い浮かべる方が多いかもしれません。
頭痛の診察をしていて頻度はとても少ないのですが、遭遇するのが、危険な頭痛であるくも膜下出血。
この病気は歩いて受診される方もいれば、瀕死の状態で救急車でこられる方など色々あります。
症状としては突然来る激しい頭痛を訴える患者さんは危険です。
頭痛の痛みを感じる程度は人それぞれですがバットで殴られた様な突然の激しい頭痛は本当に要注意です。
くも膜下出血は1/3が脳外科のある病院を受診し、1/3が一般の病院、1/3がその場で亡くなられると言われています。
運よく脳外科のある病院に行ってもその中の1/3しか社会復帰が出来ない病気でもあります。
この病気は出血源をたとえ手術で治療してもその後、血管攣縮などや色々な合併症を越えなければなりません。
あまり過度に言うことも良くないですが、突然来た激しい頭痛の時は救急車を呼びましょう。