ヒラリー・ハーン&ヘフリガー リサイタル 2024-05-16 東京オペラシティ | sakagumoのブログ

sakagumoのブログ

会社員です。クラシック音楽と読書と温泉が好きです。あと万年百十の王だけど、楽しくゴルフ⛳をすることが好きです。
最近は筆不精がたたって、読む専門です。

ヒラリー・ハーン&アンドレアス・ヘフリガー デュオ・リサイタル

音符ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.78 「雨の歌」
音符ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
音符ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108

(アンコール)

音符ウイリアム・グラント・スティル:マザー&チャイルド

 

昨年に続いてのヒラリー・ハーン&アンドレアス・ヘフリガーの来日。昨年はベートーヴェンの9番&10番、今回はオール・ブラームス。

 

会場は満員。開演前の12月のドイツ・カンマー(ハーンのソロ有)先行発売とCD売場、休憩はこれに男女ともトイレ、公演後はサイン会と、それぞれ大行列でロビーは大混雑でした。やはりヒラリーって人気あるんですね。

 

相変わらず、素晴らしいヴァイオリンを聴かせてくれました。成熟の極み。技術的にも非の打ちどころがなく完璧。

 

凛とした佇まいで弾く柔らかい音色に各曲とも魅了されました。

 

ヘフリガーのピアノは昨年に続き、相変わらず大雑把。本当に不思議なコンビです。この大雑把なピアノに全く惑わされないヒラリーの精神力も凄い(妙に感心)。

 

アンコールはヒラリーが演奏前にメモを持って日本語で曲紹介。ブラームスが亡くなる2年前に生まれたというウイリアム・グラント・スティルの作品。

 

とても叙情的で慈愛に満ちていて、ブラームスの雰囲気を継承したような作風でとても良かったです。

 

12月のドイツ・カンマーとやるベートーヴェンのコンチェルト、行きたくなりました。ベルリン・フィル来日公演での日本デビューから四半世紀近く。同じベートーヴェンでの深化を確認したくなりました。