東京シティ・フィル定期演奏会
指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
チェロ:宮田 大
ディーリアス:幻想曲「夏の庭で」
菅野祐悟:チェロ協奏曲~十六夜~
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43
一昨日、シティフィルの定期に行ってきました。コンマスは先月ショスタコのソロを担当した荒井英治さん。
ディーリアスの「夏の庭で」。ディーリアスが作曲したころ(20世紀初頭)の気持ちの良い夏からは現代は雲泥の差の酷暑で、現代に生きていたらこんな題名の作品は作らなかったのではと思いながら聴きました。
15分前後、写実的というか気分的というか、どこか捉えどころなく淡々と演奏されました。
菅野さんのチェロ協奏曲「十六夜」は全3楽章、30分強の大作。予想外の展開が繰り返され、中々に面白くもあるのですが、いかんせん長い。終わりそうで終わらないの繰り返し。
第2楽章がNHK大河ドラマのテーマ曲みたいでしたが、菅野さんは「軍師官兵衛」のときのテーマ曲を作曲してたんですね。
これだけ長いなら、後半のことも考えこれ1曲で良かったのではと思いましたが、まぁ藤岡さんのディーリアス愛から、さらに1曲押し込んだのでしょう。
後半のシベ2は、2022年の都民芸術フェスティバルで、同じ藤岡さんシティフィルで聴きましたが、あの時と同様、藤岡さんの熱い熱い想いが詰まった熱演で感動的でした。
こうした名作、最初のフレーズ、トゥッティが出てくるところでもう、前半の記憶は跡かたもなく吹っ飛ばされます。
プレトークでも力を入れると言っていた第2楽章、豪快な第4楽章はスケールが大きく、とくに素晴らしかったです。
