東京交響楽団 川崎定期演奏会
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
ソプラノ:マリーナ・レベカ
合唱:東響コーラス
《音楽監督就任披露》
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
昨日はN響の前に川崎へ東響の公演に行ってきました。ロレンツォ・ヴィオッティの音楽監督就任披露公演の一環。
何回か東響と共演し意気投合したようですが、ぼくは初めて。
あの名匠マルチェッロ・ヴィオッティの息子なんですね。マルチェッロ・ヴィオッティは日本フィルの客演指揮者にもなって、何回か聞きましたが、具体的な演奏内容は忘れましたが、いい指揮者だなぁと思っていたことは覚えています。
最後は2000年の新国立劇場での「トスカ」。シルヴィ・ヴァレル、アルベルト・クピート(→強烈なテナーでした)、ファン・ポンスって、あの頃の新国はゴージャスでした。
マルチェッロはその後2005年に50歳の若さで脳卒中で亡くなったんですね。ロレンツォ15歳のとき。
そのロレンツォは現在36歳。でノットの後を継いで東響の音楽監督と。若い!日本で言うと、カワケンさんより若いし、太田弦さんよりちょっと上というところ。
イケメン指揮者で東響の女性陣は色めきだっていることでしょうw
最初のマリーナ・レベカを招いてのR.シュトラウス「4つの最後の歌」。いい歌手を呼べるものです。世界中の歌劇場で引っ張りだこの旬のソプラノ。
素晴らしい声でした。強い声だけど、柔らかみもある。
シュトラウス晩年の寂寥感とそこはかとない豊かさと、味わい深く聞かせてくれました。
ロレンツォ指揮の東響も万全。第2曲「9月」でのホルン・ソロ、第3曲「眠りにつくとき」でのコンマス小林壱成さんのヴァイオリンソロと、歌手に寄り添った素敵なソロでした。
それにしてもソロの小林さん、レベカが目の前でジーっと見つめる中弾くのは緊張しただろうなぁと。
後半メインは「ダフニスとクロエ」全曲。昨年、デュトワ/N響の素晴らしい演奏が記憶に新しいです。
合唱は舞台後方P席に、100名強の大合唱。「アー♪」だけなのに凄い陣容したが、人数ほどには迫力は無かったかなと。
演奏はラヴェルの色彩感をよく引き出していましたが、何となく優等生的な演奏。
ワーッと一丸となるような熱量がもう一つに感じたのはどうしてかなと。
クライマックスの全員の踊りも、うまいのだけど、何か心に響いてこない。
演奏は素晴らしいのに感動しない…というのはままあること。
このコンビの今後に期待したいです。
