九州交響楽団70周年記念演奏会
指揮 小泉和裕
ソロコンサートマスター 扇谷泰朋ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40
お墓参りに出かけたのち、サントリーホールへ。
初めて実演を聴く九州交響楽団。昨年創立70周年を迎えたということでの20年ぶりの東京公演。
指揮は音楽監督の小泉さん。いかにも(いつもの)小泉さんらしいプログラミング。
最初のベートーヴェンは最近の風潮からすると、やや大きめの編成。
弦楽器群は16-14-12-10-8で、ブルックナーでもやろうかという勢い。管楽器群は2管編成で普通でしたが。
オーソドックスな演奏で、むかしのブルーノ・ワルター/コロンビア響の録音を実演してもらったかのよう。安心して聴けました。
後半「英雄の生涯」は管楽器、打楽器群が増え、さらに巨大編成に。
冒頭の低弦の入りからして気合十分の演奏でした。
ヴァイオリンソロは扇谷さん。美音で、技量をひけらかすというよりはそつなく淡々とこなしていました。
九響の個性というのは、きょうの公演だけでは分かりませんが、金管楽器群が元気いっぱい。ホルンのTOPは上手でしたが、2番か3番パートで不用意にちょいちょい音を外していたのは玉に瑕。
若い太田弦くんを常任指揮者に迎え、勢いに乗ったところでまた東京に来てもらいたいものです。
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